先ごろ邦人旅行者がバス事故に巻き込まれた現場近くにあるコンヤという都市のメプラーナ博物館で幸せな出会いがあった。
メプラーナ博物館内部の様子
メインの展示を観て、イスラムの衣装等が展示してある別館に入ろうとすると、あるイスラム教信者家族の母親から声を掛けられた。
私は中に入ろうとしていて、向こうは出ようとしているのだが、大きな声で話し掛けてくる。どうやら「自分の娘たちと話をしてやってくれ、何か声を掛けてやってくれ」、と頼んでいるようなのだ。
せっかく中に入りかかっていたが、仕方なく外に出て娘さんたちと話をすることにした。私はその時、濃いめのサングラスをしていて、かなり人相が悪かったハズだし、他にも日本人観光客はいたのに、どうして私に声を掛けてきたのかは今もって解からない。とにかく私が外に出ると、娘さんたちも喜んでついてきた。日本で言えば小学高学年くらいを頭にした三姉妹である。
言葉は全く通じないが、その家族は私が日本人だと判っていて声を掛けたのだろう。最初から非常に友好的であることでそう思えた。三姉妹は、私と話をするのが嬉しくてたまらない、というくらいに笑顔を絶やさないし、くっついて離れない。「10年後にそうしてくれたならなお嬉しい
トルコ人が日本人を好いていてくれるのが実によく解かった。あまりに気分が良かったので、何かあげる物はないか、と考えて財布の中から取り出したのがテレホンカードだった。期せずして、前回のトルコツアーでアンカラ駅のキヨスクのオジサンにあげたのと全く同じ「高橋由美子のテレカ」である。最近はテレカなど使わないから物持ちよく残っている(*^^)v
それを3人で珍しそうに手にとって眺めていたが、「記念写真を撮らせて欲しい」、と頼んだら喜んで並んでくれた。
お母さんと次女、三女
そして、私と三姉妹(隣に立っているオジサンは無関係
名残惜しかったが、次の目的地に向かうべく博物館の門を出て車が回送されてくるのを待っていると、三姉妹が追いかけてきて囲まれてしまった。見ると、お父さんも一緒である。私に名刺を渡して「日本に帰ったら、ここに電話をくれ」と言っているようである(*^^)v
電話は無理だが、この家族との出会いは一生忘れないし、ツアーで最も幸せな思い出になった。人を疑わない、ということは美しい。


