先ずは「薬害C型肝炎」訴訟について、
マスコミが煽るせいか、世論の大勢は「政府は被害者全員救済せよ」という意見に傾いているようだが、私は少し疑問に思っている。
こういう裁判で全員救済をすることにしてしまうと、政府が危惧しているように「便乗被害者が後を絶たない」ことになる。
茨城だったか、スーパーの前の宝くじ売り場に、たかだか1千万の当たりクジを残して消えた男を巡って、10人も「我こそは」と名乗りを上げてきたのを思い出して欲しい。「全員救済」は更なる混乱を生じさせることになりはしないか。補償金の原資となるのは国民の税金であるのだし、どこかで線引きする必要は必ず出てくるだろう。
政府が出した修正和解案は、金額を除いては妥当なもの、と私は考える。補償額はお話にならないくらいに実情と見合ってないが。
反面、「原告団の結束は見事」だと感動した。中には、様々な理由から今すぐにでも補償金を手にしたい人もいるのであろうが、誰かが抜け駆けすることもなく、あくまで「全員救済」で結束しているのは、
判断の良し悪しは別にして凄いことだ。何度も書いているが、
人というものは「目先の千円でも不義理をしたり裏切る」生き物だし、僅かなカネの恨みで殺人さえも犯しかねないのだから。
それと、「福田総理の政治決断」など、望むほうが間違い。福田さんは基本的には冷淡な人で「人の痛みが解かる人ではない」から。
個人的には、原告団は「少し冷静になる期間」を設けて、政府の和解案をもう一度丁寧に検証してみて欲しい、と願っている。
そして、もう一つの裁判、こっちはもっと考えさせられた。昨日は朝から、このニュースを見ていて号泣していた。
「
セレブ妻バラバラ殺人」である。
これもマスコミの報道は興味本位で偏っているように思う、が、それは置いといて、私が強く考えさせられたのは、公判での被害者(夫)の両親の主張と態度、である。
母親の「歌織は悪魔だ。死刑にしてもらいたいが、それでは一瞬の苦しみで終わってしまう。死ぬまで刑務所に閉じこめてほしい」との供述調書が読み上げられた、とのこと。そこが、納得いかない。
なぜか、というと、互いに非はあったのだろうが、被告人はDVで苦しめられていて、鼻骨骨折などの怪我まで負っていたとのこと。日常的に夫による暴力を受けていたのであるから、それが事実であれば、むしろ「
私たちが子供の育て方を間違ったがために歌織さんを殺人にまで追い込んでしまった。責任の一端は私たちにもあります」と詫びる言葉もあって然り、だと思う。もちろん、バラバラ殺人で我が子を殺されているのだから、冷静かつ客観的に判断しろ、というのが無理とは承知しているが、世の中、こういう「うちの子はいい子だけど奥さんが・・・、先生が・・・、学校が・・・、世の中が・・・」と責任転嫁する親が多い。
傍聴席から遺影を被告人に突き出して「これを見なさい」とやったとも聞くが、それで「この親にして、この事件」と思ってしまった。
殺したのは被告人であっても、殺させた要因の発端には、被害者の親に「子どもの育て方の間違い」があった、と充分に推察できる。
「被告人に(お互いに)愛人がいた」だの「ブランドもの好み」だのとマスコミは囃し立てて特定のイメージを植えつけようとしているが、日常的にDVで苦しめられていたなら「心の拠りどころ」を求めたとしても不思議は無い。私も(そうだという自覚が無かったが)長くモラルハラスメントを受けていて、いつしか現在のうちのを拠りどころにしていたから気持ちはよく解かる。正当化するワケではないが

ただし、弁護人が主張している「PTSDで心神喪失」というのは当たらない、と思っている。犯行後の隠蔽工作などを見る限り「心神喪失」を主張するのは無理があるのではないか。
私としては、被告人の情状を酌量した判決が出ることを望んでいる。
そうそう、オマケに、「
こんな裁判」の判決のお話を、
これ、裁判長、GJでありますよ(*^^)v
posted by poohpapa at 08:14|
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