一昨日、用があって新宿まで出かけたのだが、中央線車内で乗降ドアの上のTVモニターを見ていたら、こんなアニメが流れていた。
漫画家の奥さんと外国人の旦那さんが部屋探しで不動産屋を訪れ、旦那さんが外国人だというので門前払いされたり、「家主さんに訊いてみます」と言ってもらえたものの結局は断られ、という流れで、その中で、川崎市では条例で、
「高齢者、外国人である、という理由で入居を断ってはならない」
と定められている、とのこと。
実は、川崎市のHPで、その条例の全文を入手しようと試みたが、いかんせんHPの作りが悪く、見つけることは出来なかった。なので、車内で放映されている内容までの範囲で意見を述べさせて頂く。
最初に断っておくが、私は「高齢者だから、外国人だから」という理由で部屋探しを断ったことは一度もない。中国人や韓国人であっても「人柄を見て」判断している。つまり、好き嫌いに関係なく日本人を相手にする時と全く変わらない、ということである。
ただし、家主さんのお考えやご事情もあるものだから、私の一存で決めてしまうことも勿論しない。
記事の上っ面だけ読んで「けしからん」などと短絡的にコメントしてくる人もいるから予め断っておきたい、と思う。
先ず言いたいのは、このサイトでは何度も書いているが、全国の不動産屋は「外国人だから入居を断る」なんてことは極めて少なく、断る場合でも正当な理由がある、ということ。車内で流れていたアニメは一方的、一面的であって、あれでは誤解を生む、と思った。
日本語が充分に話せず、また日本人の連帯保証人や保証会社が付けられない外国人に貸したりすると、トラブルが発生した時に対応できなかったり、円満に解決することが困難だったり、一部の国の国民は契約内容を遵守する意思が希薄であったりして、結局は逃げられてしまう可能性が(日本人より)高い。
また生活習慣の違いからくる近隣とのトラブル、建物の損傷、等々、家主さんからすればリスクが大きいのも事実である。もちろん、そのリスクはそのまま不動産業者に返ってくることになる。家主さんや業者がリスクを避けたいと思うのは当然のことである。現に私も何度か痛い目に遭っている。
高齢者の場合も同様に、年金収入だけだからダメ、などと断ったりはしない。ただし、高齢者に貸す場合には様々な別のリスクが伴う。
火を使っている最中に意識を失う、なんて可能性も無いワケではないし、部屋で死亡していることに長く気が付かないでいて、部屋に死臭が浸み付いたり、次の借り手が現れなかったりすることもある。
高齢者に貸すためには建物の出入り口の改造や部屋の設備変更が必要なケースもあって、入居する時はそのままでよくても、いつかは必要が生じたりする。それらを市が全額補助してくれるなら話は別だが、「丸投げ」されて負担を強いられたら家主さんは堪らない。
川崎市の条例は、それらのリスクを大家側に全て押し付けるもの、であって、私としては賛成しかねる。役所がそんなことを条例で定めるなら、何かの時のリスクを一緒に背負わねばならない。
言っていることの一面だけ捉えれば「ごもっとも」だが、キレイ事だけ言っておいて「後は任せた」では公正とは言えない。
例えが適切かどうか悩むところだが、川崎市の条例は、意味としては「救急車で急患が運ばれてきたら、医師や病院は絶対に受け入れ拒否してはならない」「設備や専門医や空きベッドの有無に関係なく必ず受け入れて治療すること」、と言っているようなものだろう。
どちらのケースも行政が「結果の責任」を取ることは無いのだし。
「市としては、このような補助もしますし、後々のサポートも家主さんと一緒に努めていきますので、高齢者や外国人の方の部屋探しにご理解とご協力をお願いします」と言うのがスジで、条例で強要するような話ではない、と思う。
それと、国によっては「人権」や「事実を曲げた昔の話」を盾に、日本で様々な恩恵を受けていながら増長していく国も有るから、人括りに「外国人」としてしまうのも如何なものか、と思う。まあ、まさかに、「中国人」「韓国人」「在日」とは書けないものだろうが。
川崎市の市議や人権課職員は、いちど不動産屋に出向してみたらいい。そうすれば、そんな能天気な条例など施行しなかったろう。
該当する人を「民間に押し付ける」のでなく、身寄りのない高齢者専用の市営住宅を建てるか、(その資金が無ければ)市がアパートの全部か1階フロアを一括で借り受けて住まわせ、定期的に看護師等を巡回させる方が理に適っている。それなら家主さんも安心できる。
川崎市のHPで「条例の全文」を探していたら、横浜中華街に対抗して「コリアンタウン」を作る構想や、日本人に対してより在日に配慮した内容が数多く見られ、土地柄なんだろうけど、正直、気持ち悪くなってきた。外国人の地方参政権にも積極的なようでもある。というか、在日に対して腰が引けているように思えてならなかった。
中国も含めて在日の国々は、「庇を貸したら必ず母屋を取る国」
なのに、川崎市は何を考えてんだか・・・、と思ってしまった。


