第一項目の回答に引き続き、下記の質問について私が説明をしました。もう「回答に対する質問や意見は・・・」なんて司会者の話は吹っ飛んでましたね。私が続けて話してしまったもので。
一、今回の支部長選挙は支部長が仕組んだ著しく不当ならびに不公正な選挙であるから
支部長選挙のやり直しを要求する今回の支部長選、公示前の理事会で前支部長の山田氏から「自分の後継者は福本氏ということで、理事は協力するように」との指示があったと言います。それについては理事さんの中で一人だけ異議を唱えたようですが、結局は支部長の意向通りに話が進んだようです。そもそもそれが間違いですね。
前回の支部長選挙では支部創立43年間で初めて対立候補が出ました。その時の立候補規約は「推薦人10人を要す」というもの。今回は更にハードルを上げて「理事5人を含む15人の推薦人を要す」になりました。つまり、造反をしないよう締め付けておいて、他に立候補者が出ないように仕組んでいます。それでいて「立候補者が一人なら投票は行わない」としています。市長選や知事選、補欠選挙などではよくあることですが、それは「立候補の機会が平等に与えられている」という前提での話です。対立候補が出られないようにしておいて「立候補者が一人なら無投票で」は無いものですね。
造反させないために推薦人名簿は直ちに公開されます。それもおかしな話です。もし対立候補が出た場合、どちらとも付き合いが有る人は「一方の推薦人」にはなれないものでしょう。どちらかを断ったら後々の付き合いに支障が出るのですから、複数の候補者の推薦をしても良いことにして推薦人名簿は非公開にすべきです。と言うか、本来、推薦人など不要だと思います。どこの◎◎不動産、と聞いただけで皆が知ってるワケですから。だいいち、正会員335社で15人もの推薦人がどうして必要なんでしょう。4.47%にもなりますよね。もしこれを立川市長選に当て嵌めると、候補者は6115人もの推薦人を集めなければならないことになります。15人という数もですが「理事5人を含む」というのが不公正の根源です。
立候補の受け付けは2日間でしたが、初日の午前中に、福本氏が理事20名の推薦を集めて受付を済ませました。立川支部の理事は23名。これに専務理事、副専務理事を足して25名。その上の支部長や副支部長などで5名。合計で理事以上は30名です。この中から選挙管理委員になった6名が抜けていて、福本氏本人も理事で、残り23名のうち20名を推薦人にしてしまったんですね。別の事情があって福本氏の推薦人にならなかったのは3名だけ。これでは他の候補者が「理事5人を含む」という条件を満たすことはできません。推薦人署名用紙を支部に取りに来た人もいたようですが、福本氏が理事20名の推薦を集めたところで選挙は終わっているのです。それで私が「選挙というのは投票で決するものであって、先着順で決めるものではないでしょう」と噛みついたワケです。ここまでの話を司会者に言われるまでも無く簡潔に話しました。
総会終了後にもう一人の司会者、参与の斉藤氏が私の傍にやってきて、「あんたも事実誤認をしてるよ」と怒るので、「どういうことですか?」と訊くと、「20人の理事の推薦を先に集めたほうが勝ちに決まってるだろ。先に集められない力のない奴なら選挙に出る資格なんか無いんだ」と言い切りました。ならば選挙の必要はなくなります。「先に理事の過半数の推薦人を集めた者が勝者」とすれば済む話になってしまいます。私が「それだと先着順になってしまいますよね。選挙は先着順でするものではないでしょう」と反論すると、「だいたいが、俺はアンタのバックに誰が付いてるか分かってんだよ」と言います。「私の後ろには誰も付いていませんよ。私は私の意志で動いています。誰かから背中を押されて動いたりはしませんよ」と返すと「ああ、そうかい!」と吐き捨てましたから、理論は破綻してるし、もう滅茶苦茶です。
これ、もっと解かりやすく例えます。時間の制限があって総会では言えなかったんですが、
中華の食べ放題に行ったとします。「フカひれの姿煮も食べ放題」と聞いていたのに、会場に行って「フカひれの姿煮」の鍋を覗き込んだらほとんど空っぽになっています。従業員に「次の鍋は直ぐ出るの?」と訊くと、「いいえ、これでお仕舞いです。先に来たあちらの方が一人でほとんど食べてしまったもので・・・」という指先に視線を移すと、福本氏が「ああ、食った食った」とお腹をさすっています。これ、福本氏が「どんどんお代わりが出てくるもの」と思っていたのなら福本氏だけを責められません。ですが福本氏はレストランの経営者から「最初の鍋だけだから早く来て食べてしまえ」と知恵を付けられていたのですね。自分が20枚食べてしまったら他の人の分が無くなると知っていて食べたのですから、そんな人が我々の新しいリーダーとして相応しいでしょうか、という話です。一番悪いのは「そんな食べ放題を企画した人」ですが。言うまでも無く、
今回の選挙は「立候補の規約」からしてインチキなものですが、実は、そうであっても公正に選挙をしようと思えば出来たのです。それは、
福本氏が「理事の推薦人」を5人で止めておけば良かった、ということです。もし福本氏が支援者に「私は忙しいので、皆で手分けして推薦人の署名を集めてきて欲しい」と依頼していたとします。集まった理事20人の署名を見て、「これはマズイ。これでは他の人が立てなくなるから、15人は辞退しよう」としたなら、福本氏はなかなかの人物、ということになります。つまり、制度は不公正でも、どう対峙するかで八百長にもなるし(どうにか)公正な選挙にもなる、ということですね。別の例えで言うなら、
通学路に「速度制限60キロ」の交通標識が立っていたとします。もちろん、60キロで突っ走ったら事故は頻発するでしょう。ですが、全てのドライバーが「ここは法的には60キロ出してもOKだけど徐行運転しなければ危険」と知っていて徐行運転していたなら事故は防げます。制度に不備があっても常識や知恵で補うことができますよね。選挙規約もヒドイものですが、確定的に八百長選挙にしてしまったのは、他ならぬ福本氏自身ですね。
私は、何が何でも選挙をやれ、と言っているのではありません。どうしても選挙せずに福本氏に継がせたいなら、「このような事情で今回は選挙をせずに福本氏に禅譲したいのでご理解頂けないか」と会員に率直に説明すれば良かったのです。それを、さも「公正に選挙で決めようとした」ふうを装っているところが問題なのです。選挙をするのであればインチキを仕込んだりせず公正にやりなさい、と言っているのです。
それと、福本氏は分かっている範囲でも過去5年ほど不動産取引の実態がありません。売買も賃貸も管理も、売り上げゼロ、ということです。要は「宅建業の免許を受けているけど宅建業は営んでいない」ということです。そういう意味からも、果たして「そういう人が我々の代表として相応しいでしょうか」と皆さんに問いたいです。少なくとも、不動産業をしてなくても食うのに困らない人が会員業者の為に働いてくれるのか、甚だ疑問です。どこの世界に「医師の免許は持っているけど診療はしたことがない人を医師会の会長に据える」なんて話があるでしょうか。
今年免許の更新を受けていますが、本来は免許の更新は認められません。都に理由書を提出してどうにか免許が下りています。そういう人を何故インチキまで仕組んで支部長にしなければならなかったのでしょう。
多勢に無勢、私一人がどう騒いだところで執行部が「申し訳ありませんでした。選挙をやり直します」などと認めるワケがありませんので私も直ぐに引き下がりました。今まではずっとシャンシャン総会だったものが初めて「ハッキリ文句を言う会員」が現れたことで次の選挙では同じことは出来なくなるものでしょう。ま、中には「そんなに文句があるなら自分で立候補すれば良かったじゃねえか」と考える人もいるでしょうが、私はトップには向いてません。それに、若い会員さんの中には情熱や志を心に秘めている人もいるでしょう。私も60歳です。自分が先頭に立つより、若い人を支えて見守ることができる人間になりたいのです。もう「年寄りで順送りする支部長選び」は止めるべきです。
で、思いました。総会で会員に向かい合う位置で(役員を退いた)相談役だの顧問だの参与という人たちが並んでいましたが、そういうやり方に反対意見の一つも言えない(言わない)ようでは役立たずですね。肩書が「年寄りのオモチャ」になっています。そういう長老が代々に亘って支部をダメにしてきたのです。
我々の業界を見渡せば、礼金の上乗せやAD(営業担当者ボーナスや広告費)の要求、果ては管理物件の横取り等々・・・、自分だけ得すればいい、という人間で溢れています。広く社会に目を向ければ、被災地の瓦礫の受け入れを拒否する自治体があったりして世も末です。こういう時代だからこそ「自分さえ良ければいい」という人でなく会員皆の利益を公平公正に考えられる人がリーダーとして必要だと思います。
福本氏、就任の挨拶で「この度、はからずも支部長に・・・」と言っています。「ご冗談を!」と言いたいです。しっかり計算ずくだったのですから。さらに「私のモットーは、和をもって貴しとす」とも・・・。誰との和、でしょうか。少なくとも、会員のことなど全く意識の中には無いでしょうに。
さて、今日から3日まで、うちのの実家(岩手)に行きます。PC環境・・・、ありません^_^;
この続きは4日以降に書きます。あと、コメントの返信もできませんのでご了承ください。
posted by poohpapa at 00:00|
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