2016年10月21日

ペルー旅行の後日談 「一人カメラ談義」

今回のペルー旅行には SONY の RX100 (コンパクトデジカメ)と Nikon の D800E (デジタル一眼)を持って行っていて、普段のスナップは小回りの利く RX100 を、ここ一番(マチュピチュの全景など)という時には D800E を、と使い分けていて、ま、たまに同じ撮影対象を両方のカメラで撮っていたりもして、後で PC に取り込んで見てみると、それほど違いは判らなかった。「そんなんじゃ、重たい思いをして一眼レフを持って行かなくても良かったか・・・」と後悔していたのだが、ビックカメラでマチュピチュの遺跡の写真を A3 に伸ばして焼いてもらったら、さすがに私にも判るほどの差が出て驚いた。

元々、SONY の RX100 もかなり基本性能が良いカメラで、一眼レフで撮った写真と比較しなければどうってことはないくらいキレイな写真が撮れるのだが、構造上、レンズ交換式の一眼レフと比較すればマチュピチュ遺跡なんかを撮影した時の山々の奥行き感ではどうしても差が出てしまう。

と言っても、PC で見ている限りではその差は全く判らない。家庭用のプリンターで印刷しても同じである。写真屋さんで焼いてもらった時に初めて違いが判る、ということ。それでも同じなら、高いカネを払って一眼レフを買う意味も重たい思いをして旅行に持参する意味もない、ということになる。

お仲間さんのほとんどはスマホで撮っていたが、いくら性能が良くなったと言ってもちゃんとしたカメラに適うワケがない。伸ばさず PC に取り込んで見るだけならそれでもいいが、せっかくマチュピチュにまで行くなら、せめてコンパクトでもいいからカメラは持って行ったほうがいいと思う。

当たり前だけど、写真の質は、スマホ < コンパクトデジカメ < デジタル一眼、の順に良くなる。

今回の旅行にはレンズは1本だけをカメラに装着していったのだが、そのレンズは13群17枚のレンズ構成で、うち2枚がEDレンズ、3枚が非球面レンズ、でもってナノクリスタルコート、というもの。スマホのカメラがレンズを17枚も使ってるなんてことは有り得ない。多けりゃいい、ってモンじゃないけど、決定的に違うのはボケ味(焦点が合っているメインの被写体の後方がボケることで被写体を浮かび上がらせる効果)だと思う。あとは、隅々までピントが合っている、ということ。拡大すると差は歴然。ま、「写るんです」(レンズ付きフィルム)と「ちゃんとしたカメラ」の違いみたいなものか。

あと、撮像素子の大きさの違い。フィルムカメラのフィルムに当たる撮像素子が D800E はフルサイズ、つまりフィルムと同じ面積、一般的なコンパクトカメラの撮像素子は、面積で言えば1/30くらいのもの。小指の爪の半分くらいの面積である。スマホがフルサイズ搭載、なんてことは有り得ず、せいぜいコンパクトカメラと同じサイズだろう。いくら「4K写真が撮れます」と言っても、そもそもスタートラインが違う。スマホの画面で見る分には凄くキレイだと思うが、大伸ばしには堪えられない (受け売り💧

今回、(交換レンズも含めて)「 Nikon の D800E を買って良かった」、と初めて思った。

それと、二枚の候補写真のどちらを引き伸ばして焼くか迷ったが、出来上がってきた写真を見て、選択は正しかったな、と得心がいった。以前の記事でも書いたが、迷ったのは次の二枚、

DSC_0706.JPG
下の花がアクセントになっていて、やや遠景

DSC_0712.JPG
一般的なマチュピチュの(旅行のパンフレットなどで定番の)全景写真

上を選択して、最初は「失敗したかな」と思っていたが、遠景のほうが私にとっては旅の思い出が甦ってきて良かったみたい。A3 に伸ばしても細部に亘って綺麗にピントが合っていたし。大袈裟な話でなく「この一枚を撮るためにマチュピチュまで一眼を持って行った」と言っても過言ではないから凄く嬉しい。

ただし、次回、ペルーに行く機会があっても、もう一眼レフは持参しない。カメラバッグの重さに振り回されて「旅行を楽しむ」どころではないから。それと、ナスカの地上絵の遊覧飛行でも、もう撮影はしないで自分の目にしっかり焼き付けることに専念すると思う。

帰国してから思い出に浸るために旅先ではたくさんの写真を撮るが、それだと旅行そのものを充分に楽しめない。これからは撮影もほどほどにしよう、と思った。たぶん、そう出来ないと思うけど (´・ω・`)



posted by poohpapa at 05:10| Comment(0) | 旅行・地域 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする