2017年05月07日

「舟を編む」

以前に予告編を観て以来、ずっと全編を観たいと思っていた映画「舟を編む」を連休中にようやく観た。

「舟を編む」というのは「辞書を編纂する」こと。雑誌や小説と違って気の遠くなるような作業と歳月を要する。新聞の校正をしていたから多少は大変さが解かるが、想像を絶する苦労だろう。映画にも出てくるが、三省堂の大辞林は完成までに28年を要しているとか・・・。

改訂版を出すのは初版を作るより少しは楽だと思われる。ゼロから言葉を収集して語釈を付けたり、大半の「残す言葉」を改めて校正する必要はなく、どの言葉を削ってどの言葉を入れるかの話だから。

私が所属していた半田高校の新聞室には広辞苑の初版が置いてあったし、もう20年以上も開いてはいないが我が家には第三版がある。現在は第六版まで出ているようだ。広辞苑を持つことは私の小さな夢でもあった。ちなみに、うちの新聞室の後輩には、広辞苑を作った新村出先生の孫がいた。

私が、生まれて初めて手にした国語辞典は三省堂の「明解国語辞典」で、中学に入学する際に書店で1時間以上も他の国語辞典と比較して決めた記憶がある。辞典を持ったことで少し大人になったような気がした。その国語辞典は高校を卒業するまで使い続け、側面は手垢で真っ黒になっている。

この映画に出てくる「大渡海」のような「正しい用例の後に間違った使用例も記してある」辞書が現実に売られているのだろうか。久しく書店の辞書売り場に行ってないので、今度覗いてみよう。

上の公式サイトの中に予告編のリンク先がある。

YouTube にアップされたこの動画が規約違反(法令違反)になるかどうかは不明だが貼らせて頂く。

https://www.youtube.com/watch?v=UxmrZVmSpRQ

他にも全編の動画があるが、これが最も画質がキレイ。ま、中国語の字幕が鬱陶しいけど・・・。

5校(最終的な校正)の作業が完了したシーンで不覚にも涙が出た。いい映画だと思う。



posted by poohpapa at 05:30| Comment(13) | 文化・芸術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする