2017年07月16日

全く逆のケース

7月13日付で、「更新契約で、ある入居者さんを怒らせた話」という記事を書いていたが、

それとは逆のケースで、こんなお母さんもいらっしゃる、という話。

当社で何度も、お子さんや社員の方の部屋探しをさせて頂いている女性社長がいらっしゃる。先日お電話を頂いて、「本人からも連絡が行くと思いますが、娘が結婚するので、こんな条件で部屋を探してやってください」とのこと。そこまでなら、いつものご紹介、ということになるのだが・・・、

数日後に娘さんが来店され、いろいろ話をした。だが、よくよく考えれば「おかしな話」であった。

社長のご長女もよく存じ上げていて、立川の某不動産会社に勤めている。就職する際にご相談を受け、「その会社なら良心的だししっかりしているから就職しても大丈夫」とアドバイスさせて頂いたりもした。

社長の姪っ子さん(娘さんの従兄弟)の彼氏も立川の不動産会社に勤めているし、以前はその姪っ子さんの部屋探しも当社でさせて頂いている。てことは・・・、私に部屋探しを依頼しなくても間に合う話。そのほうが断然お得になることだろう。少なくとも、お姉さんに頼んだほうが良い、と私も思うのだが・・・、

お母さんである社長はそうは仰らなかったようだ。「お世話になっているのだから坂口さんにお願いしなさい」と娘さんに言い、それで娘さんが来てくださった。もちろん、そんなことを恩に着せたりしないし「手数料をマケてやって」ということでもない。私が普通に手数料を頂いたとしても「それは当然」と思ってくださることだろう。

だから、ということではないが、もし当社で決まれば、私は普通に手数料を頂くつもりでいる。その上で、ご祝儀を出させて頂くし、ADが付いていればもちろんそれも還元する。

娘さんには、「中には同業者の客付け不可という物件があって、その物件が一番気に入った、なんてこともあるかも知れません。その時は当社に遠慮しないで申し込んじゃってくださいね」とお伝えした。

その社長、単身で大阪から上京して起業し、今は押しも押されもしない会社に育てている。名だたる大企業の取締役や管理職の方たちともお付き合いがあって可愛がって頂いてるようで、理由は私にもよく解かる。私も不義理をしないように普段から気を付けているほうだとは思うが、その社長には遠く及ばない。苦しい時は何度もあったと思うが、そういうお人柄だからこそ乗り越えてこられたんだろう。

一方では、父親が「自分も不動産屋だから」と、「更新料が半分にならないか交渉してみたら」とか「保険は当社で」と言って、それが為に子供が「ただ不快な思いをしただけ」で終わる結果になった人もいる。さらには、もし気まずくなって引っ越すことになれば何十万も余計な負担が掛かることになるだろう。

後者のケースでも、親がちゃんと「こういう言い方をすれば相手が快く相談に乗ってくれるんじゃないかな」と適切なアドバイスをしていたなら、希望通りの結果になったかも知れないのだが・・・。

この二つは真逆のケースで、長い目で見たならどちらが得なのかは言うまでもないと思う。


posted by poohpapa at 04:55| Comment(2) | お客さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする