2018年01月27日

5年に一度の素晴らしいご夫婦

10日ほど前の出来事。家でランチをとっていると携帯に電話が入った。「今、お店の前にいるんですが、いつ頃戻りますか?」と言う。「30分くらいで戻ります」と伝え、店に戻ると直ぐにやってきた。

「さっき電話した者ですが・・・」と若いご夫婦が来店。入ってくる時から頗る感じが良い。「そこに貼ってある貸家はまだ有りますか?、先日見て、気になっていて・・・」とのこと。それは一週間ほど前に申し込みが入って募集が終わっていた物件。私が「済」シールを貼り忘れていたのだ。

平謝りして、どんな条件で探しているか訊き、内見した物件があるかどうか尋ねると、一件貸家を見てきたとのこと。図面を見せてもらうと、管理会社は私が良く知っている会社。ご主人は現在求職中で、近日中には就職先が決まりそうだが、管理会社からは「今は保証会社の審査が通らないと思います」と言われたとか。物件は良さそうだったので、「管理会社はいい業者さんですよ。もし(就職したばかり、ということで)審査が下りそうもない、ということでしたら私が管理会社の社長に直談判して差し上げますから心配しないで大丈夫ですよ」と伝えた。このご夫婦なら大丈夫、と確信できたから、である。

いっぽう、詳しく事情を伺うと、ご主人の実家に入るという選択肢もあって、私はむしろそちらを勧めた。もちろん、どちらのケースになっても私には一銭も入ってこないことになるが、私はそれでかまわない。お客さんが喜んでくれれば利益は後からついてくるものだから目先の利益には拘らない。その姿勢こそが、場所も良いとは言えない小さな店が今まで25年も生き残ることができた理由だと思っている。

これもご縁なので今後も何かあったら相談に乗らせて頂くつもりである。それにしても、5年に一組、今までの不動産業歴の中でも5本の指に入るベストカップルであった。人柄は何よりの処世術になる。

posted by poohpapa at 05:12| Comment(4) | お客さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする