立川相互病院で抜糸をしてもらった際の支払い・・・、国保だし、なにやかやで2〜3千円は掛かるのかな、と思って、カードで支払えるから現金を持って行かなかったのだが・・・、
220円だった。会計で、思わず「ウソでしょ!?」と呟いてしまった。そういうのは、たいていは予想していた金額より高かったりして文句を言う時に呟く言葉だが、今回は逆のケース。「本当に間違いないですか?」と訊くと、会計の女性、「抜糸だけですから」とアッサリ言う。
「すみません、もっと掛かると思ってカードしか持ってきてないんですが、こんな額でもカードで支払って宜しいでしょうか?」と訊くと、「最近は少額でもカードで支払われる患者さんが多いですよ」とのこと。もしも渋られたら腕時計でも担保に置いて現金を取りに帰ろうと思っていたのだが。
それで思った。最近はコンビニでも nanaco だの QUICPay だの、お財布携帯なんかで支払う若者は多いし、世の中、相当な勢いでキャッシュレスに向かっているのでは、と。つまりは「全てカード決済」の時代がすぐそこまで来ているのでは、と・・・。現に、昨年TDLに行った際、1円の現金も持って行かなかったが、家に戻るまで全く困らなかった。今は公共料金もカード支払いだし・・・。自動販売機でも小銭は要らなかったりして。
受け入れ側の問題もあるけど、多くの企業が給料も振り込みだし、そこから現金を下ろさなくてもカード決済していれば済むなら、カード入れさえあれば財布は要らない。重たい小銭も持ち歩かなくて済む。電車もタクシーもカードでOK。カードで支払えばポイントも付くし、利用履歴を重ねれば信用度アップにも繋がるもの。属性としては最低ランクの私がJCBの「ザ・クラス」カードを持たせて頂いているのも、20年以上も利用履歴をコツコツ積み重ねていたからに他ならないと思う。
スーパーのレジの行列も、皆がカード支払いなら待ち時間は短縮するし、メリットのほうが多そう。現在の高齢者が理解できるかどうかの問題があるが、ならばクレジットカードでなくプリペイドカードでも良い。大阪で検討されたが、生活保護費もプリペイドカードで支給すれば良いのでは。
銀行のカウンターの内側で行員がお札を扇型に広げて手際よく枚数を数える名人技が見られなくなるかも。もっとも、最近はどこも機械で数えていて味気なくなっているけど。あ。現金輸送車も消えるか・・・。
今はまだあまり普及していないが、これからは我々の業界でも、契約金や家賃の支払いもカード決済、という方向に進まざるを得なくなるかも・・・。
中には(ブラックで)カードが作れない人もいるだろうから、アパート申し込み時の審査も、カードの有無と有効かどうかで出来たりして。一部のお年寄り以外は現金決済しない、という時代になるのかなあ。
「いつもニコニコ現金払い」っていうのは遠い昔の話になりそう・・・。