初回に「ゴキブリホイホイ」を強力にしたような粘着テープを仕掛け、2回目の時に結果を見たら、まだ子供だろうか、小さなネズミが6匹・・・。だとすると、ネズミ算、という言葉があるくらいだから、捕まったのが6匹なら実際はその何倍もいるかも知れない。2回目も同様な仕掛けをしておいたが、昨日は1匹もくっついてはいなかったようだ。それで侵入経路と思しき通風孔などを塞いで完了。
作業の様子がこちら、
背中に黄昏を感じる小柄な作業員さん。だが、小柄でなければ務まらない。その理由が・・・、
通風孔から床下に潜って点検。ネズミだけでなく、下水管から水漏れしているのも発見してくれた。
今まで通風孔の蓋は縦の格子状になっていたが、子供のネズミなら入れてしまう可能性がある、とのことで細かな穴が開いたアルミの蓋に全て変更。
エアコンの室外機の配管の隙間もワイヤブラシのような形状のもので塞ぐ。
遠方にお住いで現場を見に来られない家主さんの為に、私が写真を撮ってお送りすることにしている。写真を見て頂ければ安心してくださるだろうし、作業代金を納得してお支払い頂くことができるだろうから。ちなみに、うちが間に入っているけど、こういうことでの口利き料は一切無し。
で、表題の「老体に鞭打って・・・(^◇^)」であるが、
アパートの敷地に「どくだみ」が出ているのを見たので、午後、その草取りをしてきたのだ。実は去年、草取りをした後で除草剤を撒き、防草シートを全面に敷き詰めて、その上に玉砂利を被せているが、どくだみは強烈である。他の雑草はもう全く出ていないのに、どくだみだけは不死鳥のように甦る。しかも、建物の壁と通路、どちらもコンクリートで繋がっているのに、その僅かなヒビ割れから芽を出している。地球が絶滅する時に最後まで生き残るのはゴキブリとどくだみであろう、それくらい強力な生命力である。
丸く切り抜いた防草シートの下から「人間の努力をあざ笑うかのように出ている」どくだみ。防草シートの効果はあるが、コンクリートの隙間からも出るくらいだから防草シートの隙間など屁でもない。
昨年に比べれば格段にキレイだが、もののついでだし、「私が草取りをしておいてあげよう」と思い、午後から45 ℓ の袋と草取り用の器具と軍手を持って行ってきた。2時間ほどの作業で袋いっぱいのどくだみを抜くことが出来たが、まだ2割ほど残っているので、今日も草取りに出掛けよう。完了したら強烈な除草剤を防草シートの両端に撒いておくつもりだが、夏になればまた茂っているかも。
この作業に関しては家主さんから一切の費用を頂くつもりはない。亡くなられたご主人がご健在の頃から、もう4半世紀以上のお付き合いである。たった一人で経営している吹けば飛ぶような不動産屋にずっと管理を任せてくださっていて、その間、一度も私に何か要求なさったこともクレームを付けたことも無い。きっと、ご不満はあったことと思うが、先ず感謝の気持ちが先に出ていらっしゃる。亡くなられたご主人もそうだった。
今までは当たり前のように(家主さんのご了解の下)外注していたが、「あと何年この仕事ができるかな・・・」と考えたら、そろそろいろんな家主さんに恩返しする時期ではないか、と考えた。なので、もちろん、経費だの手間賃だのは頂かない。私が動けば人件費はタダだから。
体は一つしかないし、うちの管理物件は立川にはほとんど無い。全部の家主さんに恩返しが出来ないのは心苦しいが、それは仕方ないことだろう。草取りだけが恩返しの方法ではないので、何か別で考えよう。まあ正直、勝手なことばかり言う家主さんも中にはいるし、相性の問題で、私のことが好きでないけど嫌々付き合ってくださっている家主さんもいるのは承知している。こちらにも言い分はあるが、そんなことを言っても始まらない。聞く耳は持たないだろうし、感情的に拗れたら改善は難しいもの。私が何をしようが、悪く悪く解釈する家主さんもいたりして・・・。少なくとも、このアパートの家主さんは真逆の存在。
昨日は珍しく肉体労働をしたので、風呂にゆっくり浸かっていたが、今朝は体中が痛い。しかも、どくだみの臭いが手に沁みついていて何度洗っても落ちない。それが一番辛い。
さて、と、今日、午前中に続きをしよう。明日は定休日で休めるので、できれば今日で終わらせたい。