2018年05月10日

先日届いた挨拶状

この仕事をして30年ほどになるが、お客様から結婚式(披露宴)に招待されたことが二度ある。そのうちのお一人から挨拶状が届いた。その方との付き合いは、私がこの業界に入った頃からだから30年近くになる。某雑誌で「部屋探しのドキュメント」の企画が持ち上がり、記者の方の友だちの部屋探しを私が担当して、その様子を雑誌の記事にした。「部屋探し十箇条」とか「良い部屋探しをするための秘訣」も書かせて頂いた。

その方、名門女子高から東大理学部に現役合格し、博士号も取り、あの理研に入り、その後、京都大学医学部の准教授に就任したところまでは知っていたが、この度、某先端医療研究センターの神経変性疾患研究部長に就任したとのこと。私もそのうち必ずお世話になるであろうアルツハイマー研究の第一人者である。

部屋探しをしていた頃、東大の学生証を見せてもらったが、ご本人はどう見ても東大生には見えなかった。なので、「この学生証、今回の雑誌の取材の為に偽造したものでは?」と訊いたほど。どうして東大生に見えないかと言うと、あまりに余裕があって「この人、受験勉強などしたことがないだろうな」と思ったからで、本人に伺うと、私の予想は当たっていた。入試を終えた後、お母様に「ごめん、たぶん落ちてるだろうから来年頑張るね」と伝えてサッサと旅行に出かけ、帰ってきたら合格していたとか・・・。

で、結婚するお相手は灘高校から東大に進んだ人で、こちらも余裕の人。披露宴の場所は三井記念館、周りは東大卒ばかりだから、経験上あんなに居心地の悪い披露宴は無かったが、そのあたりをお気遣い頂いてか私の席は新婦のご両親と同じテーブル。あれから四半世紀・・・、今も交流が残っているのは嬉しい。

ご縁があったお客様がどんどん出世していくのを見るのも私の仕事の醍醐味。後でお祝いのシャンパンでも贈らせて頂こうかな、と思っている。馴染みのソムリエさんが伊勢丹の立川店に来るのは2週間後だけど。


posted by poohpapa at 05:41| Comment(4) | お客さん(入居者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする