2018年08月23日

小火(ボヤ)騒ぎを起こしたゴミ屋敷の様子と退去連絡

先月、小火騒ぎのあった部屋を入居者の同意の下、片付けに行った際の状況。部屋は6畳の1K。


DSCN2082.JPG
これでも半分ゴミを出した後。本人は「全て必要なもの」と言っている。テレビで取り上げられた「いろんなゴミ屋敷の主たち」も、それらをけっしてゴミだと認めないから、そこは同じ。

DSCN2090.JPG
当初はユニットバスのドアの前にも(天井ちかくまで)荷物が山積みになっていて、「これで、どうやってトイレや風呂を使っているんだろ??」という状況。

DSCN2088.JPG
台所のガスコンロの前まで行けないから卓上コンロを使っていて、それで小火を出した。

DSCN2094.JPG
エアコンの下に飼猫がいる。こんな環境で飼っているのが信じられない思い。

DSCN2083.JPG
いったん外に出したものの、「全て要るものだから」とのことで、これらは後で室内に戻した。ふだん、部屋の外にまでは荷物が置かれることは無く、共用部である通路に必要以上に置かれているのは傘数本と自転車3台くらい。他の住人の利用を妨げるほどではないから、外から見たらゴミ屋敷かどうかは判らない。今回の小火騒ぎで露見した、ということ。隣の部屋を家主さんが使っていて、おおよそ察しは付いていたらしいけど。

DSCN2095.JPG
こちらは、うちのノルンと同じノルウェージャンフォレストキャット。飼猫は2匹・・・。

今回は半分ほどの処分。本人も立ち会って「どれが要る、要らない」とチェックしてもらっていたのだが、後で「携帯がなくなった」 「必要なものまで棄てられてしまった」などとクレームを言ってきた。「残りは全部要るものだから棄てられない」とも言う。だが、半分棄ててもゴミ屋敷状態。今まで自然発火しなかったのが不思議なくらい。だいたいが、こんな不衛生な部屋で猫を飼っているのが赦せない。

2回目は日を置いて、(本人の気持ちを落ち着かせて)9月の下旬にでも、と思っていたら・・・、

「9月20日で退去します」と電話があった。このまま住んでいたら全部棄てられてしまう、と思ったのだろうか。室内にあったもの、ほとんどがDVDプレイヤー。業者の話では「100台くらいありましたよ」とのこと。本人は「仕事で必要」と言うが、仕事で使うにしてもせいぜい3台あれば足りそうなもの。壊れた時の予備が無いと不安でどんどん買い足していて、自転車も、パンクをすると直さずに次の自転車を購入するから何台もある。テレビ受像機も傘も同じ。つまりはそういう病気なのだ。

転居先はまだ見つかっておらず、おそらくは審査が通らないと思われる。仮に見つかっても、その部屋がゴミ屋敷になるだけのこと。やがて貸主から契約解除を申し渡されるだろうし、そのアパートの住人が火災などの事故に巻き込まれる危険性がある。個人情報だから、と次の管理会社に何も伝えないワケにもいかない。

家主さんも、家賃収入が減るから、ということでなく「うちを追い出されても行く所が無いでしょうから、生活態度や習慣を改めてくれるならこのままいてもらってもかまわないですよ」と仰っているし、「あなた、9月20日で退去すると言ったでしょ!?」などと追い詰めて自殺されたら困る。鬱病も持っているから、その可能性は充分ある。なので、家主さんと相談して、退去の連絡はそのまま受けて、そのうえで「移転先が見つからなければ延長も可能。ただし、その場合は9月か10月末を目途に再度荷物の処分をしてもらうことになる」と伝えたら、「わかりました、ありがとうございます」との返事。生活が苦しくても家賃はしっかり振り込んでくる人だから、多少の時間稼ぎは赦してあげよう。

仕事もしているから、申し込めば、もしかすると経済的には審査が通るかも知れないけど、猫が2匹いて、それもネックになるだろう。そういうのを隠して申し込む人ではないし。

こういうのは家主さんや管理会社である不動産屋が全ての責任やリスクを負うのでなく、行政が何らかの支援をすべきではないか、と思う。業協会から何も意見が出ないのも情けない。

数年前に、立川支部に対して10項目ほどにわたって提案した中に、「賃貸管理をしているうえで様々なトラブルが出てくるものだが、支部にそれぞれのケースで小委員会を作って、会員業者が経験したこと、成功例や失敗例を持ち寄って会員業者にフィードバックしてはどうか」というものも入っていたが、当時の福本支部長からは「一切回答いたしません」というFAXが流れてきてお仕舞い。なので立川支部には期待できないが。

責任転嫁もしてくるけど、まだ判断能力も残っているし、できることなら力になりたいとは思う。それも今後の展開次第、と言うか、本人次第かな・・・。

posted by poohpapa at 02:50| Comment(6) | お客さん(入居者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする