2018年08月31日

ドアが壊れちゃったんだよ

店から帰宅する途中、古い貸家の前を通りがかったら、入居者の老人が私の顔を見て大声でぶつぶつ文句を言い始めた。珍しいことではない、いつものことである。常に、挨拶など抜きで文句を言う。

「ドアが壊れちゃったんだよ」と、貸家の玄関の引き戸の具合が悪いのを私にアピールする。どういうふうに具合が悪いのかを説明しようとしているんだろうけど、声は大きくても聞き取れない。主語と述語と修飾語が入り乱れていて、ちゃんとした文章になっていないのだ。「開けようと思ったら鍵が掛からないし、誰か来てもこっちから開けられないし、インターホンの具合が悪いんだよ。何度やっても鍵が掛からないから○〇の親方に頼んだんだけどやってくれないし・・・」てな感じ。それを、二つ先のブロックまで聞こえるくらいにダミ声で怒鳴る。おそらく、家の中にいてもご近所には聞こえていることだろう。まるで吉本のお笑いタレントのギャグ「忘れようとして思い出せない」、である。

ドアの建付けが悪くなっているようだが、何を言いたいのか分からない。「何度かやると(鍵が)掛かる」と言うので放置しておいた。何かあればケースワーカーから言ってくることだろうから。私は立川市の生活福祉課とは仲が悪いが社会福祉協議会の人たちとは「いい関係」でいるし。

私の家から店まで行く際には必ずその貸家の前を通るから、家の前にいなかったり玄関のドアが開いていないとホッとする。遠くから姿が見えると遠回りすることもある。必ず大声で何かの文句を言われるからである。文句だけではない。先日は、隣の部屋が空いて同業者さんがお客さんを案内してくれて、その場から「申し込みします」との連絡が入ったのだが、直ぐに「やめます」との電話・・・。

理由を訊くと、「隣の爺さんが出てきて、『(案内の音が)うるさいんだよ。隣の部屋を見に来ているなら俺に挨拶するのが当たり前だろ』などと大声で言われたんで怖くなっちゃったみたいで・・・」とのこと。べつに、案内が入る度に業者や客が両隣の住人に挨拶しなければならない、なんて決まりもないし、当たり前でもない。それでは何度案内が入っても決まるワケがなく、もう立派な営業妨害である。

その老人、生活保護で痴呆も入っているんだと思う。元々は某 NPO 法人の紹介だったので、直ぐに代表者に連絡して「ちゃんと理解してもらってください」とお願いした。いや、抗議した。本人にも「今後こういうことが起きたらあなたに出ていってもらいますからね」とキツくお灸をすえておいた。それで解かってくれたのかどうかは不明だが、その後は大人しくなって、しばらくして隣の部屋の入居者も決まった。

以前は自転車に乗っていたが、相当に太ってきて、今は年寄り用の散歩カートを杖代わりにしてヨタヨタ歩いている。失礼だが、そろそろお迎えが近いように思えるから、管理会社としてはそっちを心配している。ケースワーカーは頻繁に来ているようだが室内で孤独死する可能性も高いと思う。

ふだん聞き流しているが、大声での文句が聞こえなくなったら要注意、だと思う。

posted by poohpapa at 05:50| Comment(4) | お客さん(入居者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする