2019年03月26日

うちの街での寂しいニュース

昨日、うちのと、ランチで1週間か2週間に一度くらいのペースで利用していた中華料理店に行った。席に着くと、うちのが或ることに気付いた。

「ねえ、ポイントカードの案内が消えてるよ」

テーブルは透明なビニールカバーがしてあって、その下には週替わりメニューや日替わりメニューの案内の手書きの紙が入っていて、ポイントカードの案内も入っていたのだが、他のテーブルからも消えている。ポイントカードはレジで会計する時に500円ごとにスタンプを押してくれて。一定数貯まるとデザートやお店の商品券のサービスを受けられるのだが、よく行っていても我々は数ヶ月前まで作らなかった。

なぜなら・・・、

そもそもの値段がリーズナブルで、「この値段でポイント付けてたら合わないよな」と思っているから。とくに今まで「作りませんか」とも勧められなかったし、今の値段でも安いと思っているから申し訳ないから。15年ほど(ほぼランチで)通っていて、数ヶ月前、会計の際にスタッフから勧められて「それでは」と作ったら、ポイント(判子)が貯まる貯まる。こんなことならもっと早く作っておけば良かったかな、と思うくらいだが、判子は貯まっても使うのは気が引ける。そういう店、他にもある。

私やうちの、それに長男も通っている理容店である。そちらは普通の料金設定だが、常連だからこそ、ポイントカードは作りたくないもの。善人ぶるつもりはないが、お店が提供してくれる技術や商品、サービスに対する感謝や敬意、というものは常に持っていたいし、ポイントカードを辞退することで応えたいと思う。もちろん、それは個人商店だからであって、相手が大企業なら話は別。

で、この中華料理店、二人でお腹いっぱい食べても Jonathan's の一人分ちょいくらいの支払い。この店で唯一「残念な味」と思えるのはラーメンくらいで、他は何を食べても美味しい。私が一番好きなのが「卵ときくらげと豚肉の炒め物」で、近所の中華料理店やバーミヤンでも食べられるが、この店のが最高。

実は、ラーメンの味がイマイチなのはスタッフにも伝えてある。普通で考えれば「中華料理店の中心メニュー」のラーメンが美味しくないのは致命傷なのだが、他の料理が美味しいからランチでは通っている。

うちのと「やっぱり、この値段でポイントまで付けてたら合わないよね。それでやめることにしたのかな」と話していたのだが・・・、事態はもっと深刻だった。店を出る際に馴染みのスタッフに「テーブルからポイントカードの案内が消えてたけど、やっぱり採算が取れなかったからかなあ」と訊くと・・・、

「実は、このお店は4月いっぱいで閉めるんです・・・」だと。えええ!!!???

そのお姉さん、以前に「金髪が似合ってて、可愛いですね」と褒めたら、満面の笑みで「いろいろ試してこの髪に行き着きました。実は、これでも子供が二人いるんです」とのこと。しかも、昨日初めて知ったのだが、ご主人の父親がこの店の経営者なんだとか・・・。それは全く知らなかった。よくご主人と子供も食べに来ていたり、上の子供だけテーブルで一人ランチしていることがあって、「そういうのを許してくれる職場はいいよな」と思っていた。ま、子供に聞き分けがあれば、の話だけど。

外に出て立ち話をしていたら、「店長や調理スタッフは国立店のほうに移動しますし、私は他にやりたいことがあるので、そっちをしようかな、と思っています」とのこと。こんど連絡先を交換することにした。「僕は今まで失敗ばかりしてきたから、何かあれば話し相手にくらいなれるかも知れないので、遠慮なく声を掛けてね」と伝えておいた。いちいち断るのも嫌だけど、下心は全く無いからね。ほんとだってば!

ランチはいっぱいお客さんが入るが夜はほとんど客は無く、それで閉めることになったらしい。ランチしか行かない我々の所為だったりして。来月、街の名店の灯が一つ消える・・・。こんな寂しいことはない。

posted by poohpapa at 05:51| Comment(4) | 私の街 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする