2019年05月12日

「私は霊感が働く」という家主さん(老婦人)

そろそろ店を閉めようか、という時間に(70歳過ぎくらいの)老婦人が来店した。以前も一度来店したことがある家主さんだった。用件は、自分が持っている店舗の客付け依頼だった。以前に来たのは2ヶ月ほど前。

以前も書いているが、うちは飛び込みで「入居者募集や管理」を依頼されてもすぐには受けない。当然に、今、管理を依頼している業者があるワケで、それでいて他の業者に依頼してくる、ということは管理会社としっくりいってない、とか、双方に原因があるとしても信頼関係が崩れているからで、うちに依頼するより先に現在の管理会社と腹を割って話し合うべき、と思うから。家賃が高すぎたり、設備などが消費者の好みに合っていなかったり、管理会社がアドバイスしても聞かなかったり、あるいはそういうアドバイスもしていないのか・・・、何か原因があるハズで、先ずはその解決に努めるべきなのだ。

「今の管理会社も悩んでいて、もしかすると家主さんに電話しづらくなっているかも知れませんよ。家主さんのほうから『うちの家賃が高いようなら少し下げましょうか?』とか聞いてみるといいでしょう。率直に話をして、それでも解決しなければ改めてお越しになってください。その時に改めて相談しましょう」と伝えると、まあ納得して帰るが、二度とうちに来ることはない。私が依頼を受けなかったから、うちの店を出てすぐ他の不動産屋に行ったか、私のアドバイス通りに今の管理会社と話し合って解決したか、どちらかだろうけど、残念なことに、その後に報告の電話を頂いたことは一度もない。

以前は、当社の管理物件の募集が終了した物件に問い合わせが入った際、「うちの管理物件ではありませんが、よく似たこういう物件があります。管理会社は〇〇不動産さんですから、直接問い合わせてみてください。よろしければ資料をFAXしますよ。うちは通さなくてかまいません」と、相談を受けていた物件を紹介すると、その物件で決まったみたいで、業者さんからは丁寧なお礼の電話を頂いたけど、事前に経緯を連絡しておいた家主からはお礼の電話一本も無かった。まあね、人間、そんなものだから私は気にしていないけど。

基本的に、うちが(今は他の不動産会社で管理している)物件の管理を引き受けるのは、どなたかのご紹介の場合のみ。自身は話し合いなどの努力をせず飛び込みで管理を依頼してくる家主なら、私と上手くいかなくなれば何も話さず他の業者に行くことになるだけ、そんなのは解かり切っているから。

で、昨日の家主さん、前回私がそうアドバイスして再び訪問してくださった初めての家主さん。

以前に2社で専属選任媒介を結んでいるが、どちらの業者も「良い業者さん」である。私も付き合いがあるからよく知っている。お客さんが付かなかった理由は、家賃が高すぎるから。どうも、今まで「そういうアドバイス」はされなかったみたい。「いくらくらいが相場でしょう?」と訊かれて、私の回答は、現在の募集金額12万に対して7万円。それでも驚いたり落胆することはなく、「どうして言ってくれなかったんだろ・・・」という言葉。

この家主さんには嫌な話も先にしておいてあげないと・・・、と思った。ちゃんと理解はしてくれるようだから。高齢だし、今から以前に専属選任媒介を結んでいた業者に戻って最初から相談させるのも酷というもの。幸い、どちらの業者も「なんだ、アイツんとこで引き受けたのか」とは思わないだろう。

いろいろ雑談をしていて、「どうして再びうちの店にいらっしゃったんですか?」と訊くと、「私は霊感みたいなものが働くんで、以前に伺った時に、この人にお願いしよう、と思ったから」とのこと。再来店まで2か月も空いていたからどこまで本当かは分からないが、同じようなことはたまに言われる。

今日のお昼に物件を見に行ってきて、それから依頼を受けるかどうか決めたいと思う。

posted by poohpapa at 05:34| Comment(2) | 家主さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする