2019年10月22日

まじめな外国人入居者

家賃が半年ほど遅れている外国人の家族がいる。4人家族で出身はアフリカ、なので肌の色は黒いが私は気にしない。21年前に来日しているので子供二人は日本で生まれている。更新に子供二人を連れて来店。

べつにそれを狙ったワケではないだろうけど、滞納家賃の話はとくにしなかった。子供の前で親に恥をかかせたくはない。これが無責任に逃げ回って開き直っている滞納者ならこちらも容赦はしないんだけど。電話で「どうやって追いつかせるか」は話しているので、その場で話さなくてもいいし。

二人の子供がまた実に礼儀正しい。店に入ってくる時から、椅子に座る際、出ていく時も大人のように挨拶して出ていく。まだ小学校の低学年だと思うが、今時、日本人の子供でもそうはいない。親の躾なんだろうな。帰っていく後姿を見ていたら、父親と手を繋いで仲良く楽しそうに歩いていた。

日本に来た当初は清掃の仕事をしていて、会社も興してしばらくは順調に行っていたが、今は全く違う職種の仕事をしていて、正社員であってもパート勤めくらいの収入にしかならないみたい。それだと家賃は追いつかない。「私は元々掃除の仕事をしてきたので、休みの日なんかに清掃の仕事もしたいので、そういう話があったら声を掛けてください」と言う。「タダでもいいです、私の仕事の内容を見て今後も使えるかどうか決めてください」とも。生活を支え、家賃を追いつかせるために休みなく働こうとしている。

去年の1月から22ヶ月も家賃を払わずにいて開き直っている糞ジジイとはえらい違いである。こういう人なら応援してやりたいが、いろいろトラブルはあっても20年以上つきあっている業者もいるし、最初だけとはいえタダというワケにはいかないから、「いちおう頭に入れておきますね」と言ってお帰り頂いた。

うちで使っている業者に「普通の給料で雇ってもらえるか」を先ず訊いてみよう。それならどちらにも不義理をしないで済む。日本語はペラペラだし、何より(家賃は遅れていても)誠実な人柄だから信用している。うるさく催促するより、いい就職口を探してやるほうが理に適っている相手もいる。以前も一度、家賃の遅れている誠実な人柄の入居者に就職口を世話して家賃を追いつかせてもらったことがある。

実は、ちょっと迷ったことがあって、更新料は先に支払ってもらっていたが2千円不足していて、昨日それも届けてくれたのだが、子供たちのあまりの行儀の良さに感動して、その2千円をそのまま二人の子供に千円ずつ「これ、オジサンからのお駄賃ね」と言って渡してあげようかと思ったのだ。

それがクセになるような人ではないし、久しぶりに見た「躾の行き届いた子供たち」に感動していたが、やはり「それはそれ」と分けて考えたほうがいいかも、と思い直した。ま、他で何か考えよう。

相手によりけりではあるけど、滞納者に就職の世話をしようとする不動産屋なんてそうはないだろうな、と自画自賛した次第。あの子供たちが日本で平穏に暮らして行けたなら嬉しいと思う。

posted by poohpapa at 05:38| Comment(4) | お客さん(入居者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする