2019年12月24日

年末の部屋探しの傾向

もう Xmas だというのに、この時期になって物件の問い合わせが入る。年の瀬になって、まだ部屋探しをしている人がいる、ということで、問い合わせてくる対象は「家賃が安い物件」ばかり・・・。

全部そう、とは言い切れないし、問い合わせが入ること自体は嬉しいのだが、危ない。以前も書いたことがあるが、この時期に急いで部屋を借りなくてはいけない人、たいていは「借金取りから逃げている人」で、契約金は持ってきていて、契約金は入るがその後の家賃は払ってこない。「案内してほしい」などと言わず、資料を見ただけで「ああ、これでいい。これ、今すぐ契約して鍵もらえるの?」と訊いたりして。

この業界に入った頃、今から30年前は保証会社なんてものは無く、必ず連帯保証人を立ててもらっていたが、そんな奴の連帯保証人が何か有って責任を果たしてくれるなんてこと、有り得ない。保証会社は金融機関と情報を共有しているので、連帯保証人でなく保証会社必須にして先ず保証会社に審査をしてもらい、通った後に家主さんに審査してもらうのが一番よい。保証会社必須にしておけば家賃的には心配いらない。

ただ、保証会社の保証料は本来なら家主負担で当たり前なんだけど、最近は他社の入居者募集広告図面を見ていると、ほとんどが保証会社必須で、当たり前のように「保証料は入居者負担」になっている。鍵交換費用も同様で、本来は鍵交換は家主負担で行われるべきもの。それを業界がシラッと説明なく入居者負担にしているのは納得がいかない。うちの場合は、(特殊なケースを除き)今は鍵交換費用は全て家主負担。

保証料の負担も順次「家主負担」に変えていこうと思う。そういうのを立川支部に「本来、家主負担にすべきものと借主負担にすべきものについて明確な指針を出すべきではないか」と、他にも10項目ほど提案したが、福本前支部長から「理事の総意として回答いたしません」とのFAXが一枚流れてきてお仕舞いだった。立川支部の役員は(他の支部も同様だろうけど)腐っていると思う。それで公益法人・・・、冗談でしょ!?

その話をさせて頂いた町田支部の大滝支部長が東京都本部の会合で福本氏と顔を合わせた時に、「会員業者が真摯な提案をしているのに回答しないというのは何事か」と詰め寄り、あわや取っ組み合いの喧嘩になりそうなところを他の支部の支部長が止めに入った、という話を他の人から後で聞いた。大滝支部長は私には何も言っていなかったが、そういうのは感動する。話の解かる人がいてくださって良かった。

敷金の精算にしても、30年前に某住宅メーカーの管理物件を当社ですべて受け継いだ時には、畳も襖も壁紙もすべて入居者負担だった。なので退去後に10万〜20万くらい負担してもらっていたようだ。私が管理を受け継いだ後、あるお客さんの退去で、「8年も入っていて頂いたのでクリーニング代のみの請求で、敷金の中から引いた残りはお返ししてください」と家主さんに伝えたら、「以前の管理会社は全部もらってくれていたのに・・・」と不満が出たので、一人退去するごとに家主負担分を少しずつ増やしていって、すべての家主さんに「原則クリーニング代のみ請求」にしてもらうのに8年掛かった。一気にやろうとしたら信頼関係は壊れていたと思う。私が8年掛かったことを、権力を持っている東京都は条例を制定して一発で成し遂げているが。

なので、保証料の負担に関しても私一人で変えようとしたら時間が掛かることだろう。幸いなことに30年前と今では信頼関係の度合いが違うので8年は掛からないだろうけど。そういうのは協会が率先してやらなければならないことで、「事なかれ」を絵に描いたような、どこぞの教育委員会のような体質の立川支部や本部が変わることは期待できないだろうな。次の支部長も「無難に任期を終えよう」とするだろう。

この業界は早晩「立ちいかなくなる」と思う。支部も本部も、役員たちにそういう危機感が無いのだからどうにもならない。はっきり指摘する私なんかは立川支部の役員から毛嫌いされていたりして (^◇^)


話を戻して、

年末の慌ただしい中、飛び込みでなく電話での対応だけだからいいようなものの、本音では年の瀬の客には対応したくない。いかな「ワケありのお客さん」に特化した不動産屋であったとしても、である。

posted by poohpapa at 07:05| Comment(6) | 不動産業界(全般) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする