この正月休み、もしかすると高齢入居者(お二人)が死亡するかも、との懸念があって、連絡が入ったならいつでも駆け付けられるよう心の準備をしていたので、自分の終活は何もできずに終わってしまった。
そんな中で、昨日、当社の休み明けの初日、とても嬉しいニュースが飛び込んできた。
3歳の時から更新契約で毎年お母さんと一緒にうちの店に来てくれているMちゃんから電話があって、「ご無沙汰してます、おめでとうございます」と切り出す。その声のトーンが明るい。用件を聞く前に「おめでたい話でしょ?」と訊くと、「そうなんです」とのこと。それで「結婚するな?」と突っ込むと、「はい、そうです」と言う。前々から「彼氏がいる」とは聞いていたし、Mちゃんも28歳だからそれしかない。
「それで、坂口さんを結婚式に招待させて頂きたいんですけど・・・」だと。挙式は9月27日の日曜日だから、だいぶ先ではある。「おめでとう。喜んで参列させて頂きます。場所が北海道でも沖縄でもかまわないし、交通費を出して、とも言わない。例えどんなに遠くても行かせてもらうね」とお受けした。念のため「どこで挙式するの?」と訊いてみたら、「豊洲です」だと。遠いな・・・、まあハワイより近いか (*´з`)
「でもね、いちおう言っておくけど、今までにお客さんの結婚式に招かれたことが2度あって、いずれも離婚しているから、3組目にならないでね」と釘を刺すと、「はい」と大笑い。貴乃花と宮沢りえのこともある。式がそんなに先だと何か起きたとしても不思議ではないから、心配と言えば心配。
Mちゃんから、「坂口さんには実の父よりお世話になったので是非出席して頂きたくて・・・」と言われてジーンときた。それはMちゃんから何度も言われてきたことだけど、もちろん、そんなハズは無い。でも、そんなふうに言われることは不動産屋冥利に尽きるしお世辞でも嬉しい。たいていは、不動産屋とお客さんとの関係は「依頼を受けてお部屋を紹介するだけ」のもの。私は3度目だけど、世間の同業者さんはどうなんだろ・・・。
たぶん、良し悪しは別として、私が個人経営で、お客さんのプライバシー(家庭の事情)なんかに深く立ち入って相談に乗ったり、一緒に旅行したりTDLなんかに遊びに行ったりしている不動産屋だからだろうな。大手業者の社員だったら、結婚式に招かれるなんてことは起きないのは間違いない。まあ全国的にも稀有なケースかも。嬉しそうに報告してくれるMちゃんの声を聴いていたらウルウルきてしまった。
ん?、待てよ・・・。簡単に受けちまったけど問題があったわ。礼服、作った時より太ってしまっているからウエストが入らないよなあ・・・。時間があるからダイエットして、間に合わなければ作ろう。
それにしてもメチャクチャ嬉しい。30年この仕事をしてきて本当に良かった (^^♪