22日の衆院代表質問で国民民主党の玉木雄一郎代表が選択的夫婦別姓に関する質問をした際、「それなら結婚しなくていい」という趣旨のヤジが飛んだとされる問題で、野党もマスコミも、ヤジの主であると思われる杉田水脈議員を一斉追及する構えのようだが、私からすると「なんで?」である。
モリカケにしても桜にしても、このヤジにしても、そんなことで国会を長期間空転させている暇は無い。だいいち、玉木が紹介した相談話は架空の話、つまり捏造した嘘ではないか。国会議員にそんなプライベートなことを直に相談する若者がいるとは思えない。夫婦別姓問題を取り上げるためのネタであろう。
だいたいが、そのヤジは正しい。その相談話が本当の話だとしても、そんなことで「結婚できない」などというバカな女となら結婚しないほうが良い。何でも、話を「男女差別」にもっていこうとする輩は多い。法律で「結婚したら夫の姓を名乗らなければならない」と定めているなら差別と言えなくもないが、どちらかの姓を名乗れば良いのだから、「こういう事情があるので私の姓にしてもらっていい?」と彼氏に相談すればいい話で、よしんば断られたとしても職場でそのまま旧姓を使っていて問題は起きないだろう。
それで「結婚しない」と言われたなら、彼女は本音では「あんたと結婚する気はないよ」と思っていたのではないか。恋愛中の絶対的多数の女性は「結婚して彼の名字が名乗れて幸せ」と喜ぶもの。
「選択的夫婦別姓を認めないから結婚できないカップルが増えて少子化が進む」というのはこじ付け。そんなの全く次元の違う話。むしろ夫婦別姓を望む、あるいは法律が変わって夫婦別姓が認められるとして、そちらを選択する夫婦が増えることのほうが少子化の一因になると思う。
さて、野党やマスコミは「このヤジ」を問題視して謝罪するまで騒ぐだろうけど、断固として謝罪しないでもらいたい。だけど・・・、謝ってしまうだろうな、韓国同様しつこいから。野党もマスコミも、法案のどこに問題があるか、どう修正すべきか、というのでなく、与党から出てきた法案は廃案にすることしか考えないし、とにかく「安倍憎し」で政権を倒すことしか眼中にないから、国会で法案の中身を審議することが無い。自分たちが飛ばしたヤジを反省することも謝罪することもマスコミで取り上げることも無い。
世の中、何でも「人権があ」 「男女の不平等があ」と騒ぐようになって日本は住みにくくなってしまった。多少の不合理、不平等があって、それを容認しながら生きるほうが平和だし暮らしやすいもの。
例えば教師のちょっとした体罰を、「子供の人権があ」 「体罰は暴力で〜」と言うのも、間違いではないにしても、教師が委縮して教育現場の崩壊に繋がっていくから、正しければ良い、にはならないもの。
人間社会は元々が不条理なもの。どう頑張ったって完全に公正な社会など望むべきもない。だから諦めろ、というのでなく、そんな社会と向き合って自分なりにどう「落とし処」を見つけて妥協していけるか、何をもって幸せと感じるかの価値観に差があるとしても、そこが幸不幸の分かれ目になるのではないか。
そうそう、野党が共闘して都知事選に山本太郎を担ぐ話が出ているとか・・・。とことんバカだねえ (ぷっ