本題に行く前に、
高校の新聞室時代の後輩M君が所用で昨日今日と一泊二日で上京しているとのことで、短い滞在時間なので時間が無いだろうから「どこかで待ち合わせて美味しいお菓子を渡したいんだけど」と言ったのだが・・・、「こんどフランス料理のフルコースをご馳走になりますから」と決めつけた可愛げのない返事。
美味しいお菓子・・・、BUTTERBUTLER のフィナンシェとキャラメルウィッチである。折角上京するのだから、その両方をどこかで待ち合わせて届けてあげようと思った。あ、PRESS BUTTER SAND も・・・。
で、たぶん「はとバス」のツアーだろうけど、「すき焼き鍋料理+浅草演芸場寄席コース」に行ったとか。参加者はM君夫妻と浜松からのご婦人の3人のみ。「新型コロナの影響でキャンセル続出!」とのことで、演芸場は他のお客さんも少しはいただろうけど、出演者もさぞかしやりにくかったことだろう。M君はどうしたか不明だが、私がそのツアーに参加していたら、浜松のご婦人とはその後も何かと付き合っていくかも。
ドタキャンが殺到したとしても催行中止にはできないだろうけど、ツアー主催者が気の毒。今に中小の規模の企業から「武漢コロナ倒産」が相次ぐことだろう。ただ、主に中国からのインバウンドで潤っている店や企業も、何かの原因でそれが消えた時のことを想定していなかったとしたら自己責任の部分もあるかな。想定していなかったとしても、その後の選択肢を誤らないよう十分に教訓にして備えなければ。
さて、本題、
ここんところにきて、うちで管理させて頂くことになった店舗、1年前から閉まっていて経営者は入院中。賃料も滞っているのだが、連帯保証人である妹に連絡したら、「私は勝手に名前を使われただけだから知らない」とのこと。よくある連帯保証人の逃げ口上、「不動産屋あるある」である。
いっぽうで、その契約には全く責任の無い娘さんや契約者の同居人が少しずつでも責任を果たそうとしてくれている。もし、連帯保証人となっている妹の言う通りであったとするなら、3人ともに責任の無い同じ立場であるのだが、「私には関係ない、知らない」と言って逃げる妹と、責任が無いのに「人様に迷惑を掛けるワケにはいきませんので責任を取ります」と言っている娘さんと同居人、その差は何??
私は、契約者の同居人と娘さんには「あなた方はこの契約には法律上一切の責任はありませんから、何も負担して頂かなくていいんですよ」と伝えてあるのだが、先日も3ヶ月分の賃料を届けてくれて、明日、残りの6ヶ月分を届けてくださると言う・・・。私に「要らない」と辞退する権限は無いのだし、家主さんも助かることだろうからそれは受け取って家主さんにそのままお渡しする。
店の明け渡しはまだ終わっていないが、家主さんも「当初、家賃は11月分まででいいと言ってあったんだから、それだと12月分まで頂くことになってしまうので、いいのかしら・・・」と相手を気遣う。
いっぽうで、無断で連帯保証人にされたと主張する妹(75歳くらい)は、「私は連帯保証人を引き受けてなくて支払い義務が無いことを証明するために弁護士を頼んでいて、契約書のコピーを頂きたいんで、明日、そっちに貰いに行くから」と言っていたのだが、夜になって「明日は都合が悪くなったから郵便で送ってくれる?」と言ってきた。「わかりました」と返事をしたけど、やはり取りに来てもらおう。
「私は一銭も払わない」と言っている相手に、たった120円であってもこちらが送料を負担するのは納得がいかないから。どうしても契約書のコピーが欲しければ送料着払いで送ることにしよう。封筒も他社から来た郵便物の封筒を裏返して再利用して。取りに来たなら、責任が無いのに責任を果たそうとしている娘さんや同居人を引き合いに出して説教してやろう。
だいたいが、弁護士に支払うカネがあるなら少しでも補填に回せばいい。だいいち、今まで「姉がご迷惑をお掛けして申し訳ありません」という一言も私は聞いていない。人として終わっていると思う。
原状回復に関しては家主さんと相談して、「娘さんや同居人の方が負担なさるのなら、造作の撤去までは求めず、ゴミなどの処分だけしてもらう」ことになった。それで負担は半分以下になる。家主さんも快く「ああ、それでいいわよ」と仰る。これが妹と同様に「知らないよ」と逃げようとするなら「当然に全額払ってもらいますよ」と言いたくなるが。それにしても、家主さんの手前、放棄はできないけど気が引ける。
コロナウイルス騒動でも思うけど、窮地に追い込まれた時に人間性の違いとか本質が浮かび上がるもの。人間性の良い人が得をする社会になってもらいたいから、ま、それでも同居人や妹さんに(本来は支払い義務の無いことで)負担を掛けてしまうのだが、私がなるだけ上手く調整をしていきたい。