鬱なのかな・・・、と言っていながら、いつものように早起きして記事を書いているのだから、なんとか大丈夫そうかな。でも、気力は無く、何かするにもいつもよりしんどくはあるんだけど・・・。と言いつつ、不本意ながら、コメントの返信はできないかも。あいすみませんがどうぞご了承を m(___)m
さて、昨日は、長く閉まっていた店舗の片づけに、借主の娘さんご夫妻とお孫さん、借主の同居人さん、の4人で来てくださった。何度も書いているけど、私は「皆さんには法的には何ら責任はありません」とお伝えしていて、滞納していた賃料も払う義務はないことも伝えてあるのだが、それでも「人様に迷惑は掛けられませんから」と、取らなくてよい責任を取ってくださる・・・。それは実に有り難いこと。
本当に、私の賃貸仲介管理生活31年で初めてのことで、こんな人たちばかりなら私もストレスフリーの生活ができるんだろな、と思う。逆に言えば、そうでないからこそ私は給料を頂くことができる。日々いろんなトラブルが起きて嫌な思いをして、それを解決していくから、だから給料を頂ける、ということ。
実は、昨日は嫌なこともあった。「モノは言いよう」という話、
トラックで来ていたので、最初は貸主さんの敷地延長になっているところに停めて頂いていたが、横幅が狭く荷物の積み下ろしには不向きなので、隣の駐車場を借りるべく管理会社の社長に電話すると快く了解してくれて、トラックに「作業中 管理会社の了承済み 何かありましたら連絡ください」とA4の紙に書いて貼っておいて、家に昼食を食べに帰っていたら、その駐車場の奥の駐車スペースを借りている人から電話が入った。
「その駐車場を借りてる者なんだけど、車、停められないんだよね」とご立腹の様子。「申し訳ありません、すぐに連絡して移動させます」と伝えると、よほど怒っていたのか「お願いします」も無く電話を切る。作業中の同居人さんの携帯に電話するも出ず、娘さんのご主人に電話すると「今、叱られているところです」とのこと。後で伺えば「私はカネを払ってこの駐車場を借りているんだよ」と言われたらしい。
ふつう、そんなふうに言うかねえ・・・、である。たとえ邪魔だったとしても、「すみません、そこに車を停めたいので少し移動して頂けますか?」と言うものだろう。管理会社の許可を得て停めていたんだし・・・。ま、それはともかく、今日にも管理会社の社長に電話して謝罪と報告をしておかなければ。
話変わって、
朝から来てもらっていて、当然に一日がかりの作業になるだろうし、貸主さんから先日「いろいろとお世話になったから」と謝礼を頂いていたので、お弁当を差し入れさせてもらうことにした。最初は遠慮なさっていたが受けて頂いた。その店舗の管理会社は当社ではないが、責任は無いのに片づけてくださっているのだから、私も何かしないと気が済まない。かと言って、作業をお手伝いすることはできないし。
それで、先に「好き嫌いが無いか」確認して、伊勢丹の米八のおこわ弁当を4つ差し入れさせて頂いた。米八のおこわ弁当は私も今ハマっていて凄く美味しい。後で「凄く美味しかったですよ」と笑顔でお礼を言われて安心したし嬉しかった。
それにしても、借主の娘さんご夫妻と同居人さんだけでなく、お孫さん(お嬢さん)まで手伝いに来てくださっていたのは驚き。今時、親から言われても、「知らないわよ、そんなの。私も友達と約束してて出掛けるから」と断られて当たり前。拝見していると「嫌々手伝っている」のでなく「快く手伝っている」と判る。あの娘さんなら「手伝ってもいいけどバイト料くれる?」などと絶対に言っていないだろう。
あのご両親だからこういう娘さんに育つ、ということなんだろうな。世の中は、その逆の意味で「あの親にしてこの子あり」がほとんどだけど。こういう人たちだからこそ差し入れしようと思い立った次第。貸主さんからの謝礼を自分の懐に入れて喜ぶのでなく、少しは世の中に回せて満足。
ま、その謝礼、自分の懐には入れていないんだけどね。不動産屋は臨時収入がよくある職業。私は、そういうのはうちのに「あなたのお小遣いにして」と全て渡している。専業主婦はヘソクリを作るのは難しいし、何か欲しいものがあっても家計を工面して、後ろめたさを感じながらようやく買えるものなんだと思う。だから臨時収入は私の懐には入れない。うちのはカネに対して凄くキレイだから私もそうなる。
そうだ、忘れてた・・・、
連帯保証人になっていて、「私は勝手に名前を使われただけ」と主張している(借主の)妹は片づけに参加していない。借主の同居人さんより若いし、その気があれば手伝えるハズ。本当に「妹が言っているとおり」だとしても、この差って何?、と言いたくなる。結局は「人柄の差」なんだろな。
作業は昨日だけで終わりそうもないからまたいらっしゃるだろう。今度はどんな弁当を差し入れして差し上げようかな、それも楽しみ。貸主さんと(借主の)ご親族のご恩に少しでも報いたい、と思う。