2020年07月12日

昭和の時代にタイムスリップ

昨日、駅前の銀行と郵便局の本局に行き、用を終えて出てみたら何やら賑やかな音がする。

音のほうを見やると、50mくらい離れたところに原色系の和服と洋服の3人が、何か音楽を奏でながらチラシを配っている。そう、今ではすっかり見られなくなったチンドン屋である。うちのに電話して「ねえねえ、駅前にチンドン屋が来てるよ。懐かしいから写真を撮らせてもらおうかな」と言って、音のほうに寄って行こうと思ったら、向こうから少しずつ近付いてきて、演奏を終えてチラシを配り始めた。

ソーシャルディスタンスにうるさいコロナ禍では商売もやりにくいことだろう。マスクはもちろん、アクリルのフェイスシールドも装備していて、マスクだけでも鬱陶しいのに演奏しにくくて大変そう。

サキソフォンの男性一人(社長らしい)と太鼓とカネを担当する女性が二人、という組み合わせ。配っていたチラシは駅近にオープンした餃子専門店「肉汁餃子のダンダダン」のもの。

近付いてチラシをもらい、ま、見れば判るんだけど、「チンドン屋さんですか?、懐かしいですね。子供の頃は田舎でもよく見かけましたが最近は見かけなくなりましたね」と言うと、笑顔で「そうです。今では東京にチンドン屋は10軒になってしまいましたけど」とのこと。「写真を撮らせて頂いて宜しいですか?」と訊くと、快く「どうぞどうぞ」とのこと。撮らせて頂いた写真がこちら、

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似たようなポーズだけど (^^;

その「チンドン! あづまや」さん、化粧が厚くてよく判らなかったけど、リーダーの男性が私と同じくらいの年齢、女性2人はもう少し若かったかな。たまたま一枚だけ持ち合わせていたチョコレートを「一枚しかないのですが、写真を撮らせて頂いたお礼です。お体に気を付けてくださいね」と言って渡すと凄く喜んでくれた。ブログに写真をアップすることも「どうぞ、どうぞ、かまいませんよ」と了解してくださった。

店に戻って、「チョコレート一枚じゃ悪かったかなあ・・・」と思い、2枚持って再び駅前へ。そこに長男から電話があって「今から床屋さんに行きたいんだけど、行っても大丈夫かなあ」だと。「俺に訊くなよ。電話して訊けばいいじゃん」と答えたが、私は「混み具合」を気にしているかと思ったのだが長男は「コロナ対応」を心配しているみたい。私が電話してみたら、少し混んでたみたいで、今日より明日(昨日から見た明日だから今日)のほうがいいみたいで断念。

長男の会社も残業が無くなって以前より収入は減ってるみたいなので「床屋代、出しといてやろか?」と言うと辞退する。それでも、届けておいた。あと「うちでは使わないクオカードがいっぱいあるけど要るか?」と訊いて、使いそうだったから、それも床屋さんのお兄さんに預けておいた。生活費の足しにはなるだろう。というか、我ながら「いい父親しているな」と思う。過保護とも言うけど (おい

私が家(元妻と義父母と暮らしていた二世帯住宅)を飛び出したことで、私の3人の子供のうちで長男には特に辛い思いをさせてしまっているから贖罪の気持ちもある。それくらいで返せるとは思っていないけど。まあ、親が不動産屋であることで得している部分もあるから、そろそろチャラでいいのかも。

で、チンドン屋さん、駅前からは消えていたが、長男が高島屋の横の駐車場に戻る際に見掛けて、「今、伊勢丹側のモノレールのエスカレーターの下にいるよ」と電話をくれたので届けてきた。3枚あれば一枚ずつ分けられるから。でも、そんな差し入れをする通行人なんて滅多にいないだろな (^◇^)

なんか、昭和の時代にタイムスリップした気分で、懐かしくて凄く癒された。心から感謝 ♪



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posted by poohpapa at 04:58| 私の街 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする