うちら夫婦は、週一日は Jonathan's でランチを楽しんでいるのだが、昨日起きた嬉しい出来事。
いつものようにドリンクバーで飲み物を入れていたら、あるスタッフから呼び止められて伊勢丹の紙袋を渡された。「え、何??」と思っていたら、「これ、気持ちですから受け取ってください」とのこと。
直感的に「ハンカチかな」と思っていたら、ほぼ当たっていた。それも、伊勢丹の袋に入っているのだから、ありきたりなハンカチではなく、後で封を開けたらブランド物( Ralph Lauren )のハンドタオル2枚だった。私も少しはブランド物の小物を持っているけど、元々があまりブランド物には興味は無く、と言うか、そういう物欲は無いから自分のカネで買ったりせず、ほぼ頂き物。
「え?、どうして?」と訊くと、「いつもお菓子を頂いていて、先日たまたま、とても落ち込んでいた時に頂いたお菓子が励みになりました、元気になれましたから」とのこと。詳しい事情は分からないけど、そうであったなら凄く嬉しい。お裾分け程度のお菓子で喜んでくださる人がいる、お役に立てた、そんな幸せなことは無い。我々が店に来るのを待っていて、いつでも渡せるように用意していてくださったんだろう。
ハンカチ、と言えば・・・、以前はこんなこともあった。その時に頂いたハンカチは(私は超貧乏性なので)使わずにそのままとってある。なにより、私の宝物だから。その時の奥様は、私が今までに出会った奥様の中で五指に入る良妻、間違いなく「女房の鑑」だった。
で、私は普段から「自分が美味しいと思ったお菓子」をいろんな人にバラ撒いていて、今回のコロナ騒動での特別給付金の10万も、美味しいお菓子を取り寄せて、厳しい条件や環境の中で頑張っている友人知人にバラ撒いて遣い切った。厳密に言えば給付金以上の額をそのために使っている。医療の現場で頑張っている人、感染のリスクが高い環境にあっても休めない人、物流を支えている人、シフトを削られたりして生活が苦しくなっているであろう人、母子家庭の(真面目な)入居者さんなどなど、いろいろ。
「頑張って」とか「お互いに頑張ろうね」と声を掛けて渡すと素敵な笑顔が返ってくる。人間、たぶん「美味しい物を食べている時が一番幸せ」で笑顔になると思う。笑顔になれば元気になれる。元気になれば、きっと免疫力もアップすると信じたい。私は「おカネは生かして使う」ことを信条にしていて、たまに、相手に通じることなく棄て銭になってしまうこともあるけど、今回は生かせたんじゃないかな、と思う。時に、私がしたことで相手を傷つけてしまった、なんて失敗もいっぱいしているけどね。
指原莉乃氏と同じ考え、「できることをしたまで」である。私なんかはコロナの影響は少なくて他の多くの人に比べたら恵まれているほうだと思う。それと、そんなことができるのは、小学2年の時に被災した伊勢湾台風で、日本中から寄せられた救援物資に助けられた体験があるからなんだろうな。
昨日頂いたハンドタオルも、きっと使わずに宝物として保管することになると思う。相手のお気持ちを考えたら「使うべき」なんだろうけど、長いこと積み重ねてきた性分というモノは簡単に変えられない。
商売でもそうだけど、自分がしたことで相手が喜んでくださる、それに優る喜びや幸せは無い。先日も中学時代の恩師に「お変わりありませんか?」と電話したら、「アンタの元気そうな声が聞かれて凄く嬉しいがん」と喜んでくださった。たまには電話してみるもんだ、電話一本で互いに幸せになれるんだから。
いかんなあ・・・、善人度100%な記事になってしまったか・・・。ま、いっか (^◇^)
で、こんな記事からコメントの受付けを再開したら嫌味だけど、今日は定休日なので返信できるかも 💧