2020年07月30日

ついに出た、でも当たり前

昨日、岩手県で、ついに最初の「コロナ陽性者」が(二人)出た。ずっと「0」を保ってきたのだから県民の落胆は大きいかもね。岩手(宮城県との境に近い県南の一関市)出身のうちのも私も毎日チェックしていて、残念ではあるが・・・、もしかすると、とっくに陽性者は存在していたのかも、と思う。

「県側が必死に隠蔽していた」とかでなく、偶然が重なって今まで表に出なかっただけのことで、人や物の行き来があるのだから出ないほうが不思議。もっと早くに何人か出ていたほうが良かったかも。

と言うのも、「うちのの出身地だから」というのでなく、岩手の人たちの県民性はとても温かで、私にとっては最も相性が良い県でもあるが、盛岡なんかを除けば田舎も田舎、どんなに隠しても「何処の誰が感染者」だと早くに特定されて、ヘタしたら村八分も起きかねない。周りはそんなつもりはなくても本人や家族は責任を感じて居たたまれなくなることもあるだろう。本人の自殺や一家心中の可能性も無いとは言えない。そこが心配である。だから、早く三人目四人目が出てほしい。10人くらいがベストだろうな。

いちおう今まで「0」だったんだから県外を行き来していた人ではなかろうか。とにかく、自分が第一号になったことを気にする必要はないと思う。緊急事態宣言下で歌舞伎町のキャバクラやホストクラブに行っていて郷里に帰って感染が判明したとかでないなら、ほぼ本人に責任は無い話なんだから。

うちらからすれば「お、今日もゼロだね」と確認する楽しみが無くなったけど。まあそれでも「時間の問題」とは思っていた。岩手県民も、さぞかし怖かっただろうな、絶対に自分が第一号なりたくない、と。

でもって、うちのはコロナのお陰で、不幸があっても今なら田舎に帰らなくても済む(大義名分が立つ)から、それは正直嬉しいみたい。私も岩手の葬儀を体験したけど、田舎の葬儀は三日も続く。私の郷里愛知県は一日で終わるけど、とにかくカネが掛かる、それとは違う辛さがある。それが解かっているから、お母さんも親戚の誰かが亡くなられてもうちのに「帰っておいで」とは言わなかったりして。

あ・・・、イギリスなんかだと、そういうの(いつ第一号が出るか)も賭けの対象になったりしてね。とにかく、第一号が出てくれて安堵した。「0」が続けば続くほど県民の心の負担は大きかっただろうから。

posted by poohpapa at 05:34| Comment(6) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする