先日、地元の特産の「枝豆」をドーンと送ってくださった隣県の同業者さんと電話で話していて、うるうる来た。その理由は、私が実の娘を絶縁したのと真逆の理由だった。
自分や身内の恥を晒すことになるけど、私もいつ倒れても(死んでも)不思議は無いので、後々誤解が無いよう書いておきたい。それは、うちののためにも。
同業者さん、「(枝豆を)送るのが遅くなってしまってごめんなさい」と仰る・・・。え?、そんなの収穫の時期とか旬とかあるのだから送るのが遅いも早いも丁度いいも無いのでは、と思っていたら、
「ノルンちゃんの一周忌に間に合わせたかったのですが」とのこと。もちろん、枝豆はノルンの好物ではないけど、ノルンの思い出話をしながら枝豆をつまみに飲んでもらえたら、というお気遣いだと解かる。私のブログをお読み頂いていて、直接ノルンを見て頂いたこともないのにノルンの命日まで気に掛けてくださっていたとは・・・。それで、うるうる来た。いろんな方が覚えていてくださってノルンも幸せだ。昨日、ノルンの遺影に手を合わせて、「こんなことがあったよ」と報告させて頂いた。
頂いた枝豆、何回かに分けて先に茹で、傷まないうちに食べ切らない分は冷凍にしている。これから順次解凍して毎晩頂く。私はガーリックソルトで食べるのが大好き。名産品の「何とかの塩」も家にあるけど、そんなのよりガーリックソルトが一番美味い。当然に、うちのは毎晩ビールで晩酌、それも自分でカネを払ったビールは無く、家の在庫のサントリーのプレミアモルツ、キリンの一番搾り、アサヒのスーパードライは全て頂き物。店の売り上げは落ち込んでいても、今年の夏は晩酌セットには不自由しない。
さて、私が娘を絶縁した決定的な理由は、娘が、この同業者さんと真逆の対応をしたから。真逆の対応をした、と言うより、何の対応もしなかった、ということなんだけど。
うちの子供たち、私が義父母にいろいろ尽くしているのを見ているハズだけど、私や元妻に対してお小遣いをくれたりしたことは一度も無い。一度だけ、一緒に食事に行って「いいよ、ここは払うよ」と言われたことがあるような・・・。世間一般で言う「親孝行」なんて、してくれたことが無いのだ。もちろん、子供に負担は掛けたくないし元気でいてくれることこそが親孝行だとは思うけど、まあ、ハートが無いよなあ。
私は子供たちの誕生日に電話やメールを入れるけど、子供たちからは一切無い・・・、冷たい (^◇^)
それはさておき、
ノルンが亡くなった直後、娘に、「ノルンが亡くなったよ」とメールを送ったけど、何も言ってこなかったのだ。カネに困った時だけ猫なで声で「おとうさ〜ん」とカネの無心をしてきて、その度に用立てているのを、うちのも嫌な顔せず認めてくれていたのは知っているハズである。ならば、「寂しくなるよね、気を落とさないように伝えてね」くらいは言っても良さそうなもの。なのに全く音信が無い。
その前から私とトラブってはいたが、うちのには関係ない話。あまりに冷たい・・・。そんな娘に育てた覚えはないのだが、いや、間違いなく、そんな娘に育ててしまったんだろうな、私と元妻とで。
娘は私から借金をしていた。動物保護団体から押し付けられた犬が心臓病で、その治療代は娘の負担、だがそんなカネなど無いからその都度私が用立てていた。額にして74万。「必ず返しなさい」と言っていて、分割にして、数ヶ月に一度「今月は3万・・・」と返しに来るが、「それ、返しちゃって生活できるのか?」と訊くと、待ってましたとばかりに笑って「苦しい・・・」と言う。「じゃあ、3万持ってきたんだから3万返してくれたことにしておくから、1万は持って帰んなよ」と渡すと喜んでいた。こっちは親だから、娘が生活に困窮しないように気を遣っていたのだが・・・、
一昨年の暮れ、義父が孫全員に生前贈与の年間非課税枠いっぱいの110万を振り込む、という話を聞いて、「そんなのはあぶく銭なんだから、ならば残りの70万を一括で返しなさい」と娘に言ったら、怒ること怒ること。「お父さん、返さなくてもいい、って言ったじゃない!?」と言う。私は「返さなくていい」などとは言っていない、「いつでもいい、無理しなくていい」と言ったのだ。それを、自分に都合よく脳内変換している・・・、最近の若者に有りがちなこと、とは思うけど。
挙句に、カネを返す際、「もうお父さんからはカネを借りない!」と言い放った。ナニそれ??、である。私は娘に「カネを借りるならお母さんでなく俺から借りてくれ」などと頼んだ覚えはない。以前も書いたが、まるで吉本新喜劇のコントである。ヤクザにボコボコに殴られて倒れた男が、立ち上がりながら「これくらいで勘弁してやる」と言うようなもの。男親は娘が甘えてくれたら喜ぶ、と勘違いしているんだろう。
私が義父母と暮らしていた二世帯住宅を出た後、娘とは音信不通になっていたけど、元妻が他の男性と一緒にその家で暮らし始めることで、狭い家のこと、娘の居場所が無くなり、元妻が50万だったか娘に渡して家から追い出したらしいのだが、その時は会社の同僚を伴って私に会いに来て、泣いて助けを求めていた。私が連帯保証人になって部屋を借りさせたが、先日は元妻(母親)に私の冷たい仕打ち(?)を訴えに行き、二人で私を悪者にしていたみたい。二人からすれば私は共通の敵だから。
で、生活が苦しい、と言っても、110万も入るのだから、私に70万を返しても40万残るワケで困らないハズ。ところが、娘に言わせれば、「仕事で車の免許を取らないといけないから教習所に行く費用とか、勤務先(ペットショップ)の不手際で税金を納めてなくて請求が来ているから一括で払わないといけなくて、おカネが足りなくなる、他にも支払わなくちゃならないものがあるから無理」なんだと。
車の免許・・・、高校卒業時に自動車学校に行かせていて、あとは本試験を受けるだけ、になっていて、1年も猶予期間があったのについに合格しなかった。卒業時にニューヨークとフロリダに連れて行って、その際に「もしも車の免許が取れなかったら旅費は返しなさいよ」と言ってあったが、当然に返してもらっていない。だいたいが、私の同級生で通信簿オール1の奴でも車の免許くらい取っている。店の不手際で税金の請求が来たのなら、それは先ず店と掛け合うべき。ほぼ自己責任であろう。
義父が孫全員に振り込んだという110万・・・、私は「カネの生かした方、使い方を知らない人なんだな」と思った。ま、一緒に暮らしていた時も何度かそう思ったことはあったけど。
うちのが誤解されたら辛いから書いておくけど、うちのは娘が70万振り込んできた時に、私に「きっとまた生活に困って助けを求めてくると思うから、そのおカネには手を付けないで取っおいてあげなよ」と言っていたのだ。間違っても、私に「110万入るんなら早く返してもらいなよ」とは言っていないのである。何度も書いているけど、うちのはカネに対してもの凄くキレイだから。
他にもある。イタリアに行った時、オリーブオイルで作られた肌に優しい石鹸を「これはアトピーの娘に合うかも」と思って購入し、帰国してから「良かったら取りにおいで」とメールしたけど返信は無かった。「親の心 子知らず」である。これじゃ自分が親になっても「親の心」に気付くことはないだろな。
だが、娘との長い付き合いで私が一番怒っていること、それは、ノルンの死に対して何も言ってこなかったから、ということではない。もっと腹が立っていることがある。古い話だが、
やはり、娘が友だちと清里に泊りがけで遊びに行った際、全員のJRの指定券と乗車券を娘が預かっていて、当日の朝、私が娘に「チケットは持ってるな?」と確認したら凄く怒って、「うるさいなあ、持ってるよ!」と言っていたのに、駅から半ベソで電話してきて「どうしよう、チケット、忘れてきちゃった・・・」と言う。娘だけのことなら「知らねえよ、自分で何とかしろよ」だけど、友だちもいること。仕方なく、店を閉めて私の車で全員を清里まで送って、帰りのこともあるから私も一泊して帰ってきた、そのことが、今までで一番腹が立ったこと。
でね、私の場合、可愛いかどうかは血が繋がっているかどうかとは全く関係が無い。血なんか繋がってなくても私が「可愛い」と思う娘さんは何人もいる。千葉にも埼玉にも大阪にも・・・(^^♪
不思議なんだよね・・・、こんなこと言ったらナンだけど、私はいろんな人のことを気に掛けていて、親友も一人二人じゃなく、友人知人もいっぱいいるけど、なんでこんな「できそこない」の娘になったものか・・・。娘が私より先に人知れず孤独死したとしても私は何とも思わない。もう赤の他人だから。
ここまで便宜上「娘」と書いているけど、実際には「元娘」ね。ま、あれだけ憎んでいた母親とタッグを組んで私のことを一生恨み続ければいい。私は相当に(皆さんが考えている以上に)忍耐力がある、と自負しているけど、「物事を冷静に俯瞰してみることができずに、救いようがないくらい馬鹿で勝手でハートが無く、何をしてもらっても感謝しないのだから、もう親子の縁を切ってもいいかな」と思った次第。
そのうち、元妻が、私が家を出た後で何をしたか、も書いておきたい。そろそろ反撃しようかな。