【コロナと県民性】感染者数最少の岩手、得意の「家ごもり」が奏功か
週刊朝日 2020年8月28日号
以前も書いたけど、
うちのが岩手出身だから、というのでなく、私は岩手の県民性は大好き。今から50年も前のこと、眼鏡光学器の卸会社に勤務していて、月に一度、盛岡の自治会館に卸屋が集まって メガネの枠やサングラスの展示即売会が開かれるのだが、閉会時間になって売れ残った商品を会社に返送すべく荷造りを始めると、小売屋さんが集まってきて荷造りを手伝ってくれる・・・、そういう県民性。
かたや、横須賀で同じように展示会を開くと、終わる頃に必ずどこかの小売屋が来て、「帰り、うちの近くを通らない?、これ、届けてよ」と、当たり前のように荷物を置いていく。車(ライトバン)では来ているが通り道ではないし、よそで買った商品も含まれている。立場上断れないと知っているのだ。毎度そんな思いをしていると、県民性、地域性に対する好き嫌いはハッキリしてくる。
別件で・・・、
当然に家主が自分の責任ですべきことを、一銭も管理費を払っていないのに「オタクに管理させてやってるんだから、これくらい(タダで)やってよ」と振ってくるのと似ている。以前は、ほぼ同時に申し込みが入った3件(外国人の国立大学教授夫妻、三鷹のお蕎麦屋さん組合の会長、小さな広告宣伝会社)のうち、私が「お蕎麦屋さんの会長さんが一番いいですよ、地元で商売していて会長に推されるような人なら間違いありません」と勧めたのに、当社が管理を任される前の以前の入居者の滞納で懲りていたので「外国人も嫌だし、広告宣伝会社の法人契約にしてほしい」と言うので、「従業員が7〜8人の会社では大手企業の法人契約とは違います、信頼できる個人のほうがいいです」と言っても聞かず、契約後、暴力団の組事務所に使われいるのが発覚したら、「オタクで追い出してよ」と言う・・・。身勝手も甚だしい。
まあね、「地元で商売していて会長に推されるような人なら間違いありません」と言っても、立川支部の支部長なんかはその限りではないけどね、ほんと。私は全く信用していないから。
その前に入居していた家族が半年以上も滞納していて、ミサワホームから「面倒を見てやってもらえないか」と依頼されて、その追い出しも取り立ても無償でやっていた。もちろん、非弁行為だし、それらは家主と弁護士しか「してはならない」こと。毎年その家主に年賀状を出していたが向こうからは来ず、3年目に珍しく向こうから届いた年賀状には「〇〇さん(私が退去させた滞納者)からの先月分が振り込まれていませんでしたから宜しく」とあった。そんな家主の為に私が無償で暴力団相手に命を張らなければならない義理は無い。「後は専門の弁護士に頼んでください」と、以後は関わらないようにした。
私が退去させた家族の老母からは、「坂口さん、全部片付いたら一緒に食事でもしましょうね」と言われていて、その言葉も私の勲章だと思っている。私が今までに立退き交渉を任された案件の半分は入居者から立退き料を辞退されている。「家主さんはちゃんと出してくださいますよ、当たり前の立退き料は頂いていいのです」と言っているのに、である。いい入居者に当たった、ということもあるけど。
岩手の県民性の話から、嫌なことを思い出して話が大きく脱線してしまったけど、他に私と相性のいいのは、北海道、石川、奈良、大阪、福岡、鹿児島、沖縄かなあ・・・。私が嫌いな京都、嫌なのはお高く留まっていて裏がある京都市内で、観光地から外れている伊根なんかに行くと素晴らしい人柄、地域性らしい。うちのは直接的にぐいぐい押してくる大阪が苦手みたいだけど私は大好き。言葉に裏が無いから。
話を戻して、コロナの感染者数と県民性、地域性、私も関係があると思う。だいたいが、人が頻繁に行き来する都会で感染を食い止めようとしても無理。「全員に PCR 検査を」なんてのも無理だし無駄。どれだけの手間と経費が掛かると思ってんだよ、という話。PCR 検査だけで国が亡びるよ。一度検査を受ければ安心、もう検査の必要が無い、というんならともかく。安倍さんを潰すだけでなく国を潰しかねない。
似非専門家、自称評論家、隠れ(ミエミエ)反安倍活動家、それを多用するマスコミが日本を亡ぼす。
えっと・・・、何が言いたかったんだっけ・・・、ま、いいや (汗
それと、このドラマ( TVer )を観て頂けたらと思う。ドタバタ喜劇だけど、人の優しさに涙が出る。
プリズンホテル 第6話「大乱闘! ワケあり刑事の仁義なき戦い
BS テレ東 8月18日放送分 (8月25日 18:59分終了予定)
本当は前話からの続きなんだけど、まあ今回の話だけでも解かるかな。とあるホテルで警察の慰安旅行と暴力団の(これから刑務所に入る組員の為の)壮行会がかち合って、そこに、パトカーを盗んで指名手配になっている(大学教授を騙っている)男が加わってのドタバタ喜劇。その男にも事情が有って・・・、と、私だからかも知れないけど、涙なしでは観られない結末。見終わった後の余韻がいい。
だからどうだ!?、という話だけど、原作は、私と全く生年月日が同じ浅田次郎氏。
コロナ問題で、日本人の稔侍、民度が崩壊しそうだけど、優しさと思いやりがあれば乗り切れると思う。
って、甘いかなあ・・・。実のところ、「人間の善意」ほど当てにならないものは無い、と思っているけど。