2020年09月25日

8年ぶりに次男と再会

ワケあって、次男と(電話では話しているけど)8年ぶりに会った。ワケ・・・、仲違いしているのでなく、次男曰く、嫁さんが私を避けているらしい。私からすれば「そんな理由で?、本当の理由は違うでしょ!?」という話だが。で、このブログは、次男はもとより嫁さんの親族も読まれているかも知れないが、話す機会も無いから本音を書いておく。強がりでなく、元娘同様、それで縁が切れても私はかまわない。

8年ぶりに会った次男、顔立ちは8年前のまま。「太ったなあ」と言ったら、「これでも8キロ落としたんだよ」とのこと。私より背が低いのに81kgもあって、今は73kgだと言う。それでも私より重い。

事前に「メシ奢るよ、洋食と中華、どっちがいい?」と訊いたら「どっちでもいい」とのこと。もちろん、洋食 = Jonathan's 、中華 = バーミヤンである。 Jonathan's は昨日も行ったが、無難なところで Jonathan's に。馴染みのスタッフSさんに「私の次男」と紹介したら、「ああ、お母様(うちの)に似てますね」だと。「前妻との間の子だよ」と言ったら「失礼しました」と笑って逃げるように去っていった。

別のスタッフS2さんに、ドリンクバーの所で「今日は次男と来ています」と伝えると、次男のところに行って丁寧に「お父様にはいつもよくして頂いています」と挨拶する・・・。よくはしていない、たまにお菓子をお裾分けで届けているだけなんだけど。でもって、なんと「お母さまに似てますね」と言う・・・。だいたいが、うちのとは10歳違い、10歳で出産したワケが無い。だったら長男は7歳の時に産んだことになる。

40代半ばと思しきSさんに、「幾つに見える?」と訊くと、しばし考えて、「私より若いですよね」と言う。「当り前じゃねえか、還暦前なんてことがあるワケないだろ」と言うとむくれていたが、「35くらいかなあ」との答え。「42だよ」と言うと驚いていた。ま、太ってるけど小柄だし童顔だからね。

で、嫁さんが私を避けている理由・・・、

私が、入籍前に「新婚旅行に海外に行くなら〇〇か○○がいいよ」と勧めたから。彼女は飛行機が(怖くて)大嫌いなんだとか。自分の嫌なものを勧められるから避けているらしい。次男も昔は「飛行機に乗るのが怖い」と言って、私に「俺を殺す気か!?」なんて騒いでいたけど、どうして飛行機が空を飛べるのか、私が原理を説明したら納得したし、読売新聞から新聞奨学生の卒業祝いで海外旅行をプレゼントされた際には飛行機に乗っている。しかも、専門学校を二つ出ているから2度も・・・。

私は、そっちではなく、次男が入籍する際に「結婚するなら新聞配達は辞めて、正職に就いたほうがいい」と勧めて、たまたま見掛けた多摩都市モノレールの「職員募集、1年後に正社員登用の道あり」という求人を伝えたら、本人は乗り気だったんだけど、彼女が「立川に住みたくない」と言う理由で反対して応募せず。その時で既に年齢制限ギリギリで、私からすると中途採用のラストチャンスくらいに思えたのだが見送ってしまった・・・。べつにモノレールの職員でなくてもいいけど、真剣に探せよ、という話。

それで「多摩都市モノレールに就職したからと言って立川に住まなくちゃならない、ということは無いのだし、自分の夫になる人が正職に就こうとするのをそんな理由で反対するんじゃ碌な女じゃない、下げ○ンだぞ」と私が怒ったのを次男がそのまま彼女に伝えたんだろな、次男は隠し事が出来ないから。

「立川に住みたくない」 = 「お父さん(私)の傍に住みたくない」と言ってることになる。次男も次男、である。何でもそのまま伝えればいい、というものではない。どんなに親しい間柄でも真意が伝わらずに曲解される、なんてことはザラにあるのだから。そんな体験してないのかねえ・・・。

だから、入籍して8年間、一度も私のところには挨拶に来ていない。元妻のところには行って、お披露目もしているようだけど、私は祝儀も出していない。だからと言って、次男との関係は全く壊れない。

次男に「子供は?」と訊くと、「嫁さんが、子供が大っ嫌いだから作らない、と言ってるから作らない」と言う・・・。次男がそれで良ければいいんだけど、「そういうのって入籍前に言っておいてくれなきゃダメじゃん」と言ったら笑っていた、笑える話じゃないんだけど。キツい例えだが、我々の仕事で言うなら、格安物件に入居して喜んでいたら後から「事故物件だった」と知らされるようなものである。

私はうちのと入籍する前に、本人はもちろんのこと、岩手の両親にも「この歳なのでもう子供はもうけてあげられないのですが宜しいでしょうか」とお伺いを立てて了解を頂いている。そういうのは先に聞いているのと後で知るのとでは大違いだと思うんだけどな・・・。事前に少しは聞いていて、結婚すれば変わるかな、と期待していたのかも知れないけど、老後の人生設計にも関わってくるから大事な話だと思う。

次男は27日に川崎から江戸川区に転居する、その引っ越し前に「川崎よりもっと遠くなるから一度会っておこう、お父さんも嫁さんのことを誤解しているみたいだし」と次男なりに気を遣ったんだろう。ハッキリ言う、もし次男の嫁さんが次男と巡り会っていなければ、もう ×2 くらいにはなってるんじゃないかな。次男は人間関係に対しては不感症で、よほどのことでも苦にしないからもってるようなモンで。

転居すれば次男は無職になる。どこかの企業で中途採用されるのは厳しいことだろう。次男だけのことを考えれば「どんな状況下でもどうにか生き延びるタイプ」だが、食べさせなきゃいけない相手がいる。

転居の理由は、嫁さんのご両親が高齢になってきたので、同居ではなく何かの際に直ぐお手伝いができるように備えたいから、とのこと。私も48年前、披露宴の控室で親父から「東京の人と結婚するということは、もう田舎に帰って生活することは無いんだな。だったら、わしらのことはいいから、〇〇さんの両親を自分の本当の両親だと思って尽くしてあげなさい」と言われているし、転居の理由に文句は無い。

今回はまだ同居ではないけど、「どんなに人柄の良い両親と一緒に暮らすとしても、一緒に暮らしている人間にしか解からない苦労や辛さというものは必ず有るもの」、それだけの覚悟は必要だろう。

次男に、「我々が府中で二世帯住宅に暮らし始めた時、もしも義妹たちから『お姉ちゃんとこだけで抱え込まなくていいんだからね、何かあったら私たちも協力するから遠慮なく声を掛けてね』と言われていたなら今の状況は違っていたと思う」と話した。似たような苦労はすることになるだろうから。

次男から、元義妹の長男(次男の従弟)が慶応大学を出てメガバンクに勤めてアメリカで為替のディーラーをしていて近々結婚する、と聞いた。元義妹も旦那もさぞかし鼻が高いだろうけど私からすれば「それが何?」くらいの話。もう関係が無いから、でなく、義父母と二世帯住宅で暮らしていた14年間の冷たさを思い起こせば、私にとってはどうでもいい。むしろ「不幸になればいい」と思っている (怖っ!

ま、そのおかげで今の私は(私にとって)最高の女房を得られたのだから結果オーライだけど。

会いに来たついでに、貸していたDVDなんかを返してくれたが、映画のDVDは Blu-ray で買い直しているので、「欲しい」と言うから持ち帰ってもらった。食事の後、私が行きつけの理容院に連れて行って、伸ばしていたポニーテールの髪もバッサリ切らせた。ランチと散髪代は私の奢り。以前に「銀行なんかに並んで交換してくれるよう」頼んでいた新幹線開業50周年記念硬貨30枚は代金を払わずに貰った。

帰宅して、うちのには話したが、次男には私の「心の声」は伝えていない。ま、解からないだろな・・・。

もう一生次男と会うことは無いかも知れないなあ・・・、ここまでに8年だし、この記事のこともあるから。

posted by poohpapa at 06:32| Comment(6) | プライベート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする