ベスト・ワンを決めよう、というものでなく1970年代から現在まで10年ごとに名画を選出している。
邦画部門
私のイチオシは「おくりびと」、邦画はこれ一作品だけでいい。子供への遺品としてこの映画の DVD を形見分けの箱に入れてある。
「幸福の黄色いハンカチ」もいいけどね。撮影中のエピソードも胸を打つし。映画の良し悪しは、どれだけ丁寧に「人の心」を描き出しているか、いかに観た人の心に響くか、ということに尽きると思う。
洋画部門
洋画部門は、現在から10年ごとに遡って表示。
以前も書いてるけど、洋画でなら私のお気に入りは「ローマの休日」と「スティング」、この2本。それに、戦争映画の「眼下の敵」が加わるかなあ。もちろん、どれも DVD で持っている。
ローマの休日、当初はアン王女役の候補が「クレオパトラ」のエリザベス・テイラーだったんだとか。完成した映画を観たから、というのでなく、いくら若い頃だと言っても、リズよりオードリー・ヘップバーンのほうが適役だったと思う。リズじゃ初々しさに欠けるもんなあ。あ、リズは ×8 だそうで、羨ましい。
「スティング」は今の様々な詐欺映画やドラマの目標になってるんじゃないかな。
スティングのテーマ曲も心地良く耳に残る。スティング、で検索すると歌手のほうが先に出てくるけど。
やはり、名作の一番の条件は、監督より役者より、何より「シナリオの出来」に尽きるんだろうな。