2020年12月08日

捨てる神あれば拾う神あり 3

昨日、うちのお客様でもある(我々夫婦と長男の)行きつけの理容院のお兄さん(今は経営者)が、おっきな保冷バッグを持ってやってきた。「これ、どうぞ」と保冷バッグの中から出したのは・・・、

テレビ東京「テレビチャンピオン」ケーキ選手権で初の三連覇を達成した千葉の「ル・パティシエ ヨコヤマ」のロールケーキ2本、それとは別のお菓子も。以前に他のお客様から10本も送って頂いたことがあって、べらぼうに美味しい。昨日は理容院の定休日、朝早くに家を出て買いに行ってくれたらしい。

お兄さんは私が通販詐欺に遭ったことは知っている。だから、というのではないと思うが、とにかく嬉しい。賞味期限は(昨日から)3日間。なので、ここは誰かにお裾分けせず、「我々夫婦が一人一本ずつ頂く贅沢」を久しぶりに体験しよう、ということになった。めっちゃ楽しみだし嬉しい。

二日続きで人の優しさに触れて、詐欺被害の穴は十分に埋めて頂いた。

で、昨日は別のお客さんから和牛の「すき焼き用霜降り肉」を2パック頂いた。なので、そのまま理容院のお兄さんに差し上げることにした。凄く喜んでくれた。私も霜降り牛肉は大好きだし、頂き物を廻してしまって申し訳ないけど、私よりもっと喜んでくれるから。当然に、ちっとも惜しいとは思わない。

今、私の周りで美味しい物が行き交っていて凄く楽しい。お互い、美味しい物を食べて笑顔になって元気が出るならこんな幸せなことは無い。私の望みはそこに尽きる。お返しなんて期待してないけど、実は一度のお菓子で二度お返しを頂いている。お渡しした時の笑顔と、次に会った時に「こないだのお菓子、凄く美味しかったです」と言ってくれた時の笑顔で、二度。表情で嘘じゃないことが解かるし。

どっちがどれだけ得したか損したか、でなく、互いに気に掛け合うことでどちらも得していると思う。それに、私には「この人のためならおカネを使うことになっても苦にならない」と思える方は何人もいるし。逆に、田舎に帰って友人と食事しても私は料金を払った記憶が無い。毎度、友人が奢ってくれる。

コロナ禍で当然に売り上げは落ちているけど、私は何も心配していない。今までの付き合い方が財産になって売り上げに繋がっているから。ただし、「人は変わるし人は裏切る」もの。いつもそう自分に言い聞かせて、人の善意は当てにしないし、私自身、時に「拾う神」にもなれば「捨てる神」にもなる。

こういうのは、「捨てる神あれば・・・」でなく「魚心あれば水心」のほうが適切な表現なのかなあ・・・。

posted by poohpapa at 06:11| Comment(2) | お客さん(入居者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする