今日も「NPO法人 百人の会」のメルマガから、
私には「大阪都構想」がどんなものなのか、良いのか悪いのか解かっていないんだけど、
この「大阪の明日を考えるおばちゃんの会」のおばちゃんたちの行動力は凄いと思う。
本日、大阪市に対し、監査措置請求を提出しました。
大阪の明日を考えるおばちゃんの会 代表 谷 野 米 子
http://mid.parfe.jp/kannyo/oosakaasuobatyann/top/top.htm
大阪市職員措置請求書
大阪市長に関する措置請求の要旨
1 請求の要旨
(1) 対象となる財務会計上の事実
大阪市が、今春退職するであろう財政局長 東山 潔 に対し、退職金を支払うこと。
(2) その行為が違法又は不当である理由
財務局長が、毎日新聞等に全く根拠のない、虚偽の情報を提供し、それによって掲載された記事によって、多くの大阪市民は「大阪都構想」の真意を誤解し、賛否を問う住民投票で判断を誤り、公正な判断ができなかった。その結果、「大阪都構想」は否決された。このような、大阪市民による公正な判断を妨げた責任は重大である。
(3)その結果、大阪市に生じている損害
このような市政を歪める重大な違法行為を行った、財政局長は、3〜4000万円と言われる高額な
退職金を受給する資格がない。そのような職員に退職金を支払うことは大阪市民の損失である。
財政局長は減給処分に処せられたが、処罰としてはあまりに軽すぎ、また、市の損失はこの程度で
済むわけがない。
(4)請求する措置の内容
大阪市は、財政局長 東山 潔 に対し、退職金を支払ってはならない。
2 請求者
(代表)氏 名 谷野 米子
住 所 大阪市港区市岡元町3-6-7
TEL・FAX 0#0-3#1#-48#5 FAX 06-6#35-09#74
以下7名
地方自治法第242条第1項の規定により別紙事実証明書を添え必要な措置を請求します。
令和3年1月25日
大阪市監査委員御中
(電話番号とFAX番号だけ加工)
この財務局長の退職金の問題と、虚偽の情報を毎日新聞に流したことは別に考えたほうがいい、とも思える。退職金はルールに則って支払い、大阪府民に損害を与えた分は補償させる、ということ。財務局長のしたことが懲戒免職相当でないのであれば、そうすべきではないか。
損害の実証も難しいだろうな、と思う。却下されそうに思える。こんな監査請求を出されても、財務局長は「俺が退職金をもらって何が悪い!?」と言って反省することは無いだろうな、役人だもん。
東京都や立川市でも「こんな奴に多額の退職金を払うのかよ」という人物はたまにいるけど、こんなふうに声を上げる人はほとんどいない。だから(主張の中身は不明だが)立派だと思う。
まあ、「大阪都構想は、大阪府と大阪市の二重行政を無くして無駄を省こう」くらいにしか理解してないんだけど、部外者からすると、長年「大阪府」と呼んでいたのに「大阪都」になったら「どっちが首都?」て感じでピン!とこない。なんか「夫婦別姓問題」(の逆)と似ているかも。
以前にも書いているけど、今から半世紀も前、私が通っていた半田高校の修学旅行は真冬に山陰山陽を訪れていて、うちの学校は「質実剛健」が建前で、真冬でも男子はコートの着用は禁止。さすがに真冬の山陰に行くのだからセーターの着用は許可されたのだが、ワイシャツの上に着るのでなくワイシャツの下に着なければならなかった。つまり、肌着→セーター→ワイシャツ→詰襟、の順。
みんな「そんなのおかしい、モコモコで着心地が悪いだろ」と文句を言っていたけど、誰も先生を問い詰めたりはしなかった。職員室に文句を言いに行ったのは私だけ。学年主任の教師は「皆が宿に着いて、一斉に学生服を脱いだ時、学生服の下が白いワイシャツだったら、宿の人たちから『この学校の生徒さんは規律正しくて偉い』と思ってもらえるだろ」との回答。「こんな馬鹿が教師をやってんのか」と落胆した。
それより、「おかしい」と思っても声を上げないで、私みたいな半端モンが声を上げるのを待っているのだから、劣等生の僻みでなく、「こいつら(同級生男子)がどんなに優秀な大学を出ても社会に役立つことは無いな」と思った。出世した奴もいるけど、社会に役立ったかどうかは別の話。結局、私は修学旅行に行かなかった。おかしなルールを押し付けられて、それで行っても楽しくはないだろうから。
てなワケで、この監査措置請求の中身が妥当な意見かどうかは解からないけど、自分が過去に体験したことを重ねてみて、この大阪のおばちゃんたちを応援したいと思う。