2021年02月27日

もの凄いものを飲ませて頂いた

うちの店の隣の「小梅の珈琲焙煎所」のオーナーが昨日の昼前に、「このコーヒーを試してみて頂けませんか?、後で感想を聞かせてください」とコーヒーを淹れて持ってきてくださった。今までなら「これ、グァテマラです」とか「ケニアです」とか言って届けてくれたのだが、焙煎の出来や仕入れる銘柄の参考にしたい、ということなんだろう、と気楽に「頂きます」と受け取って飲んでみた。私みたいな(菓子の味しか解からない)味音痴の意見が参考になることやら、と疑問ではあるが。

飲み終えて、隣を覗くと、珍しくお客さんがいない。そこで、「どうもご馳走様でした」と声を掛けると、「如何でしたか?」と訊く。「あまり特徴が無くて、コーヒーの渋みが不足しているように思えますね。今までにいろいろ飲ませて頂いた豆の中ではインドネシアの豆に近いかなあ」と言うと、「はい、インドネシアの豆です」だと。良かった、産地が当てられて。外してたら赤っ恥をかくところだった。

ところが、である。彼女が言うには、

「その珈琲の豆、実はコピ・ルアクなんですよ」だと。隣で珈琲豆の店を出す際に、「一度で良いからコピ・ルアクを飲んでみたいと思っています。仕入れられますか?」と訊いていて、その際には「コピ・ルアクは自然な本物は少なくて、人為的にジャコウネコに珈琲豆を食べさせて排泄させたものを使って高級な珈琲豆だと言って売り出すことに私は賛同できませんから、たとえ仕入れられても扱いません」と言っていて、なるほど芯が通ってるな、と感心して諦めた経緯がある。

フォアグラなんかの作り方と同じで、動物虐待、ということなんだろう。これ、動物だから、未消化の珈琲豆を排泄物から取り出して・・・、という商売が成り立つものだけど、いくら私がうちのを愛していて、その香りが大好きだとしても、うちのに珈琲豆を大量に飲み込んでもらって排泄物の中から未消化の珈琲豆を取り出して焙煎してコーヒーを淹れよう、などとは絶対に思わないもの。ま、当たり前だが (^◇^)

で、彼女は私の言葉を覚えていて、伝手(焙煎の師匠たち)を頼って取り寄せてくれたのだ。「無償で少し分けて頂いたので代金は要りません」と言うが、都心の珈琲専門店でなら一杯8千円する店もある。そうと知っていたらもう少し味わって飲んだのだが・・・ ^-^;

コピ・ルアクは香水の原料にもなるジャコウネコの体内で本来の珈琲の香りとは別の香りが付けられる、ということだが、ほとんどそういう香りはしなかった。味も「あれ、何か違う」なんてことも無かった。正真正銘、本物のコピ・ルアクであることは間違いなく、証明書もくださったので、いちおう記念に保存するが、私が大騒ぎして取り寄せてもらったコピ・ルアクって、こんなもの?、て感じ。

でも、これで、誰かに「俺、本物のコピ・ルアク、飲んだことあるよ」と言えるのが嬉しい。

うちのが、「一杯飲んで気が済んだ?、だったら100g単位で買われなくて良かったよ」だと。

「小梅の珈琲焙煎所」のオーナーに感謝。また美味しいお菓子を・・・、いや、珈琲豆を購入しよう (^^♪

posted by poohpapa at 07:21| Comment(2) | グルメ・クッキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする