2021年03月19日

30年前の不義理を詫びることができた

昨日、ずっと心の中に「死ぬまでに果たしておきたいこと」として残っていた30年前の不義理を詫びることができた。大袈裟な話でなく、個人的には、「これで、いつでも死ねる」心構えができた。

あ・・・、あともう一つ、半世紀も前、死ぬほど好きだった悦ちゃんとの交際で、ワケあって身を引いた際の本当の理由を伝えられたら何も思い残すことは無い。今の住所も解かるけど、わざわざ手紙を出して弁明するような話でなく、どこかで偶然会うようなことがあれば伝えたい、と思っている。今なら(お互いに幸せなら)笑い話になることだろう。演歌の歌詞じゃないけど、好きだからこそ身を引いたんだけどね。

で、30年前、何があったか・・・、

私が国立市の不動産会社に勤めていた頃、お客さんが(実にお気の毒な理由で)仕事を探していて、今は石川県に住む友人のNさんから、当時テレビでもバンバンCМを流していた企業の人事部にいたRさんを紹介して頂き相談すると、なんと、凄い条件のポジションを用意してくださった。ただ、そのための準備に1週間か10日ほど掛かっていて、そのことを知らないお客さんは「きっと不採用だったんだろう」と他の企業で就職を決めてしまっていて、Nさんの紹介だからと尽力してくださったRさんの努力を無駄にさせてしまったのだ。私が「不動産屋をやめますから、それ、私にやらせてください」と言いたくなるようなポストだった。

私はあの時、Rさんにちゃんとお詫びとお礼の言葉を伝えた記憶がない。いつか伝えなければ・・・、と思ってはいたが、Nさんに間に入ってもらうのでなく、自然にそういう機会に恵まれたらいいな、と思っていて、たまたまNさんから、今回の伊勢丹でのRさんの(水引工芸の)出展の話を聞いた。この機会しかない。先ず Facebook で、お友だちになってもらい、その旨を伝えて、昨日、伊勢丹に行ってきた。

お会いすると、Rさんは笑顔で「不義理なんてしていませんよ、そうなら覚えていますもん」と仰ってくださって、いっぺんに肩の荷がおりた。しばし、思い出話をして、記念撮影にも応じて頂いた。マスク姿なのが残念だけど。その写真はすぐに石川県のNさんに送らせて頂いた。

で、私はお詫びに伺ったのに、Rさんはお土産を用意していてくださった。いくつかあるが、その中でも最高のお土産がこちら、ピンバッチ、である。

DSC09449.JPG
水引でこんなものができるんだ・・・。ブースにはイヤリングやピアス、ブローチ、帯留めまであった

DSC09447.JPG
勿体なくて使えないかも、いや、使おう、せっかくのご厚意だから

DSC09448.JPG
スーツの襟につけられるようしっかりした作り

DSC09446.JPG
箱も可愛い (^^♪


このピンバッチ、もちろん手作りで世界に2つとない1点もの。Rさんが作ってくださったとのこと。箱も可愛いし、そうだ、箱だけうちのにあげよう。いや、猫のシールが凄く可愛いから。

水引・・・、私なんかは正直「祝儀袋の飾り」程度にしか考えていなかったが、Rさんは日本の伝統工芸でもある水引の可能性を拡げた功績でいくつもの賞を頂いていて、現在は水引アートの講師もしていらっしゃる。私は積年のお詫びに伺ったのに、そんな立派な方の作品を頂いてしまった。まあ、私にとっては、よくある「わらしべ長者」の一環なんだろう。いちおう、私は珈琲豆をお届けしたからね (滝汗

NさんとRさんのお陰で、30年も心に閊えていたものが消えた。それが何より嬉しい。

posted by poohpapa at 06:43| Comment(0) | プライベート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする