2021年04月27日

客の利便性より自分たちの都合を優先する伊勢丹立川店

久しぶりに心底怒った気がする・・・。私は、他の人たちと「怒る基準」がズレていて、「なんでその程度のことで怒るワケ?」ということや「そこまでされてなんで怒らないの?」ということがよくあるが。

昨日、緊急事態宣言でも(地下1階の食料品フロアと1階の化粧品フロア、およびレストラン街が)営業している伊勢丹立川店の地下に弁当を買いに行ってきた。行ったら、1階の正面入口はシャッターが下りている。開いているのは2階の正面入口のみ。1階はフロアの全てが営業していて、出入り口は4つもあるのに全て閉まっている。2階は営業していないのに正面入口だけは開いていて、ま、それは仕方ない。

電車やモノレールを使って訪れる客がみんな利用している入口だからである。緊急事態宣言前は徒歩の客が利用する1階の正面入口と、2階の正面入口、それに、主にモノレールの利用客が使う2階の横の入口、3ヶ所が開いていたが、25日の緊急事態宣言後は2階の正面入口1ヶ所になった。

その理由が解からない。私が地下1階で弁当を買うためには伊勢丹の外で一旦(駅のコンコースと繋がる)2階まで上がって、そこから店内に入り、エスカレーターで地下まで行くことになる。さらに、買い物を終えたら再び2階まで上がって出て、伊勢丹の外で地上に下りなければならない。

それだけではない。買い物を済ませて、仕方ないのでエスカレーターで2階まで上がろうとしたら、集中レジの横のエスカレーターが止まっている・・・。反対側(奥)まで回らなければならないのだ。客が買い物を済ませて、「さあ、いつものエスカレーターで・・・」と思って向かっても、動いていないのだ。

私はまだそれくらい歩いてもどうってことはないけど、中には高齢者もいるだろうし、しっかり買い物した人もいるだろう。地下1階に(奥の)エスカレーターで下りてきた時には「レジ横のエスカレーターが動いていない」などとは考えていなかったことだろう。みんな戸惑っていた。スタッフが一人立っていて、「すみません、奥のエスカレーターにお回りください」と案内していたが、みんなキョトンとしていた。

それで、私が馴染みのスタッフに「レジ横のエスカレーターの前まで支配人を呼んでくれる?」とお願いすると、しばらくして(顔は知っている)マネージャーK氏がやってきた。こういう話は上まではなかなか伝わらない(伝えたくない)もの。まあ中間管理職のK氏が来たのは止むを得ない。私が「支配人を呼びなよ」と食い下がったので、その後に、この問題の責任者とのことで若い女性スタッフTさんも来た。

そこで、「このエスカレーター、すぐ動かしてくれる?」と言ったが、「それはできません」とのこと。なぜレジ横のエスカレーターが止まっているか、は私にも解かる。そのエスカレーターが動いていて客がそれで1階に上がってしまうと、閉まっている1階の正面入口の前に出てしまうからであろう。そうすると、当然にその入口から出られるもの、と思っていた客とトラブルが起きる可能性があるから。

奥のエスカレーターで2階まで昇ってもらえば、下りたところが2階の正面入口の前、ということになるが、徒歩で来た客はそこから地上に下りなければならない。だいたいが、いくら2階の正面入口からの来店数が圧倒的に多いにしても、全く営業していない2階の入口を開けていて、フロア全てが営業している1階の入口4ヶ所が閉まっているのはおかしい。

だから1階の正面入口を開けよう、というのでなく、エスカレーターを止めてしまおう、という発想になったんだろうけど、馬鹿野郎!、である。順番(優先順位)が間違っている。

K氏は「緊急事態宣言で、人員の配置とかもありまして・・・」と言うが、今までは3ヶ所開いていた。今は1ヶ所だが、それを2ヶ所にしても3ヶ所よりは減る。だいいち、私は「今すぐ新たにエスカレーターを設置しろ」だの「赤外線体温感知機を増やせ」などと無理な要求をしているワケではない。今あるものを動かしたり、開ければ済む話。その判断をするだけのことなのに「ご意見を参考にさせて頂いて、上司に伝えます」と言うが、それでは時間が掛かって、へたしたら緊急事態宣言解除まで間に合わない。

「じゃあ三越伊勢丹の本社に電話するから電話番号を教えて」と言うと、「教えられません」だと。2階に上がって受付で聞き出し、すぐに本社に電話すると、お客様相談室に回されて、役職者と思しき男性に経緯を伝えると、「緊急事態宣言は一昨日決まったばかりなので、人員の配置とかの準備が間に合わなかったのでは・・・」と言い訳。「決まったのは一昨日でも、その前から話は出ていて、ふつう企業というものは、決定されてから動くのでなく、そういう話が出たところで準備するものではありませんか?」と言えば、「まあ、それはそうですが、ごにょごにょ・・・」と笑いながら声が小さくなる。

言えるのは、伊勢丹からすれば、「この期間は客に来てもらいたくない」というのが本音、ということ。以前の緊急事態宣言の時は全館休業にして客からの批判に晒されたが、実はその前にネットで「伊勢丹のコロナ対応はまるで解かっていない」などと批判を受け、幹部がそれを気にして全館休業を決断した、と伊勢丹のスタッフから聞いている。つまりは、今回、客には「最低限のフロアは開けていますよ」というポーズをとりながら、お上には「休業要請に、できる限りの協力をしています」とアピールしているだけ。顧客目線で見ることはなく、客の利便性など全く眼中にないお粗末さ。

それと、もう一つ、その中途半端な対応で、困る人たちがいる。地下1階で生モノを売る店舗(ブース)の人たち、である。私が行った1時ごろで、たくさんの弁当が残っていた。いつも通りの数量を用意すれば大量に売れ残ってしまうだろうし、足りなくても困る。そもそも、私は少し困るけど、1階の食品売り場も2階の化粧品売り場も、レストラン街も「開いてないと困る」ものではない。コロナ対応を最優先して閉めてしまうか、「お客さんに来て頂こう」という姿勢で行くのか、ハッキリしないと困る人たちも多いと思う。客だけでなく、伊勢丹はそういうスタッフ(仲間)への思いやりも欠如している。

この一連の対応で見えてきたのは、「伊勢丹は、客の利便性より、自分たちの都合を優先する企業」ということ。まあ、三越伊勢丹は倒産しないだろうけど、社員が上司の顔色を窺って正しい報告や指摘をしない企業に将来は無い。以前に記事にしているけど、私は倒産する会社を予言して外したことは無い。

さて、今日は午前中と夕方に仕事の予定が入っているので、午後イチくらいで地下1階のレジ横のエスカレーターが動いているか見てこよう。それくらいはスィッチ一つと人員の移動で済む話だから、それさえもしてなければ、またエスカレーターの前で大声で「これ、動かしなさいよ」と言ってやろう。私は業務妨害で警察を呼ばれても全然かまわない。少なくとも、伊勢丹の奴らより信念を持っているから。

私は、当たり前のことを言っている、と確信している。




posted by poohpapa at 07:22| Comment(13) | 私の街 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする