長年共に歩んできた芸能界のおしどり夫婦たち。今でも仲睦まじい彼らの結婚とは?
の7組目、三浦友和&山口百恵 ー40年目の愛、って、
これはどう見たって「三浦友和と山口百恵」夫妻じゃないだろ!?(爆
記事は、
人気俳優二人の出会いのきっかけはCM共演。それ以降ドラマや映画で数え切れないほどの共演をし、憧れの「ゴールデンカップル」と呼ばれるように。共演を重ねるにつれてお互いに惹かれあった二人は、1980年に結婚。同時に国民的歌姫だった山口百恵は引退しましたが、二人は今でも芸能界きってのおしどり夫婦と言われ、毎年行われる「理想の有名人夫婦」ランキングでは15年連続1位を獲得しています。
と、なっていて、誰もチェックしないものかねえ。もしかして、今ごろ慌てて直してるかも。
直されちゃったら面白くもなんともないので、私も慌ててアップ (^◇^)
2021年06月05日
孤独死の現場の部屋に入った
先月28日に隣室の入居者からの連絡で、室内で孤独死しているのが発見された男性の部屋に入った。鍵は1本だけ、ご遺族の一人であるお姉さんが持っていて、その姉夫婦と一昨日「ある目的」で入った。
警察の話では死後2ヶ月ほど経っていて、事件性は無く、病死であろう、ということだった。真冬の2ヶ月でなく、この時期の2ヶ月、ご遺体は搬出されていたけど死臭は強烈に残っていた。何度も嗅ぎたくない臭いだ。私の店まで車で来てもらい、アパートに向かう途中、お姉さんから「こないだ、こんなところまで歩いて来てくれたのですか?、しかも夜遅くまで立ち会って頂いて・・・」と声を掛けて頂いた。
私はその言葉で十分に報われた。当初は「弟とはもう6年も音信不通になっていたんだし、今更そんなこと言われても・・・」と言っていたのだが、会ってみるとご夫婦ともに「自分たちが片付けなければ」という認識でいるのが解かった。家主さんの責任ではないから、それには本当に安堵した。
ところで、「ある目的」・・・、
それは、「都民共済の証書」を探すことだった。生前、それこそ何年も前、故人はお姉さんに「俺にもしものことがあったら、テレビ台の下に都民共済の証書が置いてあるから、それを葬式代にしてくれ」と言っていたようで、その証書は直ぐ見つかったのだが、部屋の中はお酒の空き缶だらけ。よくホームレスが自転車の後ろに大きな袋いっぱいに回収した空き缶を乗せて走っていることがあるが、そんなのが2袋。元々は几帳面な人だったが、どうしてゴミ回収に出さなかったのか不思議。
発見された時には炬燵に足を入れて布団に横たわっていたようで、体液が洩れ、布団には大きな蠅の死骸がビッシリくっついていて白地に黒の水玉模様のようになっていた。とにかく室内が散らかっていた。仕事が切られていたとすると、室内を片付ける意欲も無くなっていたことだろう。
早々に部屋を出て、店に戻り、私が都民共済に電話。令和2年の保険金完済証明書が一番新しく、令和3年に保険金を払っていたかどうかは不明。電話の相手は「ご親族の方以外からの問い合わせには応じられません」とのことで、「今、私の目の前にいらっしゃいますから電話を代わります」と言って代わったが、「いくらお支払いできるかは現時点では不明ですから後ほどこちらからご連絡します」だと。
元々、私が埼玉に住んでいた頃から「県民共済は保険金の支払いでいろいろ難癖をつけて払おうとしない」という評判は聞いている。ちゃんと掛け金を払っていたのなら、亡くなったのだから1千万を支払うのが当たり前。「今はもうお掛け頂いてないですね」とは言わなかったから「生きている契約」だとは思う。だが、もしかすると半分くらいにされたりして。うちが代理店になっている日本共済とはエライ違い。
その日本共済、亡くなったことを連絡すると、「孤独死特約も付いていますので上限で30万円お支払いいたします」とのこと。申請書類をすぐに送ってきてくれた。それによると、保険金の請求者は遺族か家主、そのどちらかの口座に振り込まれる、とのこと。遺族が原状回復費や滞納家賃について「そんなのは知らない」と逃げるようなら家主さんの口座に入るように、そうでなく責任を取ってくれる意思が伝わってきたなら遺族の口座に入るよう、私の判断で決めるつもりでいて、お姉さんはたとえ都民共済の保険金が下りなくても責任を取ってくれるようなのでお姉さんに申請書を渡した。
お姉さん、以前も家賃滞納の際にちゃんと連帯保証人としての責任を果たしてくださったし、以前には故人と私とお姉さんとで、故人のアルコール依存症の治療の相談で、保健所や病院に行っている。今のアパートの連帯保証人はお姉さんの夫(故人の義兄)だが、逃げたりはしないだろう。家主さんも91歳で施設に入り、娘さんも癌が転移して治療中でもあるから、ご遺族の負担で片付けてくれたなら有り難い。
店に戻った際、私は心からお姉さんに謝罪した。「居酒屋の調理のバイトを掛け持ちでしていたようですが、このコロナの影響でどちらも仕事が無くなっていたかも知れません。私はTさんを信用していましたし、お姉さんに連絡されたくなかったでしょうから督促など全くしませんでしたが、どうして、食べる物にも困っているのではないか、と気付いてあげなかったのか、『飯くらい奢るよ、声かけて』と言ってあげなかったのか、悔いが残ります。本当に申し訳ありませんでした」、と。
お姉さんは私から「えらい迷惑です。親族なんですから責任を取ってください」と責められると思っていたかも。だから驚かれたと思う。もちろん、それは私の本音だった。家賃を振り込んだ時、「今、1ヶ月分振り込みました。来月の半ばに0.5ヶ月分振り込みますので」とか、「今月は仕事が無くて家賃が払えません。来月まで待ってもらえませんか」と電話してくるのは、33年の賃貸仲介管理生活でTさんだけ。頑張っていると判っていたから、家主さんには申し訳ないが、本人にも連帯保証人にも督促しないでいた。
「さっき、酒の空き缶の山を見ましたけど、私は『そんなカネがあるなら少しでも家賃に回せよ』とは思わないのです。Tさんにとっては、それくらいの楽しみが無ければ生きていけなかったことでしょうから」とも話した。家主と借主の間に入って、妥当な落としどころを探るのも私の仕事。ただし、そのあたりの判断をする際、感情や人情を入れすぎるのが私の悪いところである、と自覚しているけど。
後で家主さん(娘さん)に電話して、「滞納家賃も特殊清掃費用もお姉さんのほうで負担してくださるみたいですから安心してください。ただし、これから家財の処分なんかと一緒にやってくれる業者を探して手配するのと、都民共済の保険金申請の手続きとかありますので、少し時間は掛かるかと思います」と報告して了解して頂いた。家主さんは「他の入居者さんはTさんの孤独死を気にしていらっしゃいませんか?」と訊かれたので、「それは大丈夫だと思います。本来ならアパート全体が事故物件ということで家賃を下げなければならないかも知れませんが、とくにそんなことは言われていませんし」、と答えた。
家主さん(お母さん)の施設の費用は、そのアパートの家賃から出している、とのこと。それを伺って、申し訳ないことをしたな、と思った。かと言って、強硬に取り立てをしたとしても、払えないものは払えないのだし、入居者にも事情があるし・・・。ただ、管理会社としては間違いを犯していたかも。
この件に関しては経緯や結果をこちらのブログで報告したいと思う。
さて、昨日よりは腕が上がるようになったし、頭痛も和らいだ。今日は店に出よう。
警察の話では死後2ヶ月ほど経っていて、事件性は無く、病死であろう、ということだった。真冬の2ヶ月でなく、この時期の2ヶ月、ご遺体は搬出されていたけど死臭は強烈に残っていた。何度も嗅ぎたくない臭いだ。私の店まで車で来てもらい、アパートに向かう途中、お姉さんから「こないだ、こんなところまで歩いて来てくれたのですか?、しかも夜遅くまで立ち会って頂いて・・・」と声を掛けて頂いた。
私はその言葉で十分に報われた。当初は「弟とはもう6年も音信不通になっていたんだし、今更そんなこと言われても・・・」と言っていたのだが、会ってみるとご夫婦ともに「自分たちが片付けなければ」という認識でいるのが解かった。家主さんの責任ではないから、それには本当に安堵した。
ところで、「ある目的」・・・、
それは、「都民共済の証書」を探すことだった。生前、それこそ何年も前、故人はお姉さんに「俺にもしものことがあったら、テレビ台の下に都民共済の証書が置いてあるから、それを葬式代にしてくれ」と言っていたようで、その証書は直ぐ見つかったのだが、部屋の中はお酒の空き缶だらけ。よくホームレスが自転車の後ろに大きな袋いっぱいに回収した空き缶を乗せて走っていることがあるが、そんなのが2袋。元々は几帳面な人だったが、どうしてゴミ回収に出さなかったのか不思議。
発見された時には炬燵に足を入れて布団に横たわっていたようで、体液が洩れ、布団には大きな蠅の死骸がビッシリくっついていて白地に黒の水玉模様のようになっていた。とにかく室内が散らかっていた。仕事が切られていたとすると、室内を片付ける意欲も無くなっていたことだろう。
早々に部屋を出て、店に戻り、私が都民共済に電話。令和2年の保険金完済証明書が一番新しく、令和3年に保険金を払っていたかどうかは不明。電話の相手は「ご親族の方以外からの問い合わせには応じられません」とのことで、「今、私の目の前にいらっしゃいますから電話を代わります」と言って代わったが、「いくらお支払いできるかは現時点では不明ですから後ほどこちらからご連絡します」だと。
元々、私が埼玉に住んでいた頃から「県民共済は保険金の支払いでいろいろ難癖をつけて払おうとしない」という評判は聞いている。ちゃんと掛け金を払っていたのなら、亡くなったのだから1千万を支払うのが当たり前。「今はもうお掛け頂いてないですね」とは言わなかったから「生きている契約」だとは思う。だが、もしかすると半分くらいにされたりして。うちが代理店になっている日本共済とはエライ違い。
その日本共済、亡くなったことを連絡すると、「孤独死特約も付いていますので上限で30万円お支払いいたします」とのこと。申請書類をすぐに送ってきてくれた。それによると、保険金の請求者は遺族か家主、そのどちらかの口座に振り込まれる、とのこと。遺族が原状回復費や滞納家賃について「そんなのは知らない」と逃げるようなら家主さんの口座に入るように、そうでなく責任を取ってくれる意思が伝わってきたなら遺族の口座に入るよう、私の判断で決めるつもりでいて、お姉さんはたとえ都民共済の保険金が下りなくても責任を取ってくれるようなのでお姉さんに申請書を渡した。
お姉さん、以前も家賃滞納の際にちゃんと連帯保証人としての責任を果たしてくださったし、以前には故人と私とお姉さんとで、故人のアルコール依存症の治療の相談で、保健所や病院に行っている。今のアパートの連帯保証人はお姉さんの夫(故人の義兄)だが、逃げたりはしないだろう。家主さんも91歳で施設に入り、娘さんも癌が転移して治療中でもあるから、ご遺族の負担で片付けてくれたなら有り難い。
店に戻った際、私は心からお姉さんに謝罪した。「居酒屋の調理のバイトを掛け持ちでしていたようですが、このコロナの影響でどちらも仕事が無くなっていたかも知れません。私はTさんを信用していましたし、お姉さんに連絡されたくなかったでしょうから督促など全くしませんでしたが、どうして、食べる物にも困っているのではないか、と気付いてあげなかったのか、『飯くらい奢るよ、声かけて』と言ってあげなかったのか、悔いが残ります。本当に申し訳ありませんでした」、と。
お姉さんは私から「えらい迷惑です。親族なんですから責任を取ってください」と責められると思っていたかも。だから驚かれたと思う。もちろん、それは私の本音だった。家賃を振り込んだ時、「今、1ヶ月分振り込みました。来月の半ばに0.5ヶ月分振り込みますので」とか、「今月は仕事が無くて家賃が払えません。来月まで待ってもらえませんか」と電話してくるのは、33年の賃貸仲介管理生活でTさんだけ。頑張っていると判っていたから、家主さんには申し訳ないが、本人にも連帯保証人にも督促しないでいた。
「さっき、酒の空き缶の山を見ましたけど、私は『そんなカネがあるなら少しでも家賃に回せよ』とは思わないのです。Tさんにとっては、それくらいの楽しみが無ければ生きていけなかったことでしょうから」とも話した。家主と借主の間に入って、妥当な落としどころを探るのも私の仕事。ただし、そのあたりの判断をする際、感情や人情を入れすぎるのが私の悪いところである、と自覚しているけど。
後で家主さん(娘さん)に電話して、「滞納家賃も特殊清掃費用もお姉さんのほうで負担してくださるみたいですから安心してください。ただし、これから家財の処分なんかと一緒にやってくれる業者を探して手配するのと、都民共済の保険金申請の手続きとかありますので、少し時間は掛かるかと思います」と報告して了解して頂いた。家主さんは「他の入居者さんはTさんの孤独死を気にしていらっしゃいませんか?」と訊かれたので、「それは大丈夫だと思います。本来ならアパート全体が事故物件ということで家賃を下げなければならないかも知れませんが、とくにそんなことは言われていませんし」、と答えた。
家主さん(お母さん)の施設の費用は、そのアパートの家賃から出している、とのこと。それを伺って、申し訳ないことをしたな、と思った。かと言って、強硬に取り立てをしたとしても、払えないものは払えないのだし、入居者にも事情があるし・・・。ただ、管理会社としては間違いを犯していたかも。
この件に関しては経緯や結果をこちらのブログで報告したいと思う。
さて、昨日よりは腕が上がるようになったし、頭痛も和らいだ。今日は店に出よう。