2021年06月06日

今日は、ゴミ屋敷(入居中)の片付けの下見

先日は孤独死で、今日はゴミ屋敷・・・、不動産屋にとって最も「そうあって欲しくない」二つの仕事。

不幸中の幸いであることは、どちらも家主さんの人柄が素晴らしい、ということ。掛けて頂くお言葉に心からの感謝の気持ちが籠っているので励みになるから嬉しい。てことは・・・、逆もある、ということ。

ま、それはともかく、調布まで片道1時間かけて電車とバスで行くのだが、元々の約束の時間は11時半。ついでに更新契約のお宅2軒にも寄ることにしていて、うち1軒は当初11時に約束していたが、「10時までに家を出なくちゃならなくなったからその前か別の日に来てほしい」との連絡があり、出直すほうが辛いから9時半に伺うことにした。予定が1時間半早まったのはキツイけど、ま、相手に合わせないとね。その入居者さんの貸家は今まで大手不動産業者が管理していて、今回から当社になったし。

あと1軒は、精神的にも体力的にも弱っていて家から出られなくて、先日「郵便局までのお遣い」を私に依頼してきた入居者さん。通常は更新契約は店まで来て頂くが、ご高齢であったりすると、こちらから出向くこともある。まあ、それも私の仕事のうちだし、そういう差がつくこともある。

先日孤独死したTさん、今日、お姉さんが郷里である岩手県の宮古に納骨しにお帰りになる。T家先祖代々の墓に入れて頂くそうだ。これで安らかに眠って頂けることだろう。それは本当に安堵。

Tさん、管理会社として何もしてあげられなくてごめんね。いや、何もしなかった、ということで良かったのかも知れないね。督促も連帯保証人への連絡も、何もしなかったことでTさんの役には立っていたのかも、そう思いたいな。Tさんは短絡的に私を恨むような人ではないのは知っているけど、それでも私なりに自責の念は有るよ。私はTさんのことはこれからもずっと忘れないからね。

それにしても、ご実家が岩手だとは存じ上げなかった。お姉さんに伺うと、ご実家もお寺さんも比較的高台にあったので、3.11の際の津波の被害は受けなかったとか。私の今日の仕事より、岩手までご遺骨を届けるお姉さんのほうが遥かに大変だろうな・・・。

お帰りになったら、ゆっくり特殊清掃や荷物の運び出しの打ち合わせをさせて頂こう。

posted by poohpapa at 05:55| Comment(4) | うちの店 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする