沼津女子大生刺殺 男に懲役20年「理不尽な逆恨み、残忍」
静岡新聞 2021.7.14
昨年、静岡県沼津市で起きた「女子大生刺殺事件」、同じ大学に通う同級生の男がストーカーをして、挙句に被害女性を50ヶ所もメッタ刺しにして殺害した事件で、検察側の求刑が無期懲役、それに対して弁護側は「無期懲役は重すぎる、懲役22年が相当」と訴え、出された判決が懲役20年・・・。
ナニそれ???
弁護側が求めていた懲役22年より軽い懲役20年の判決、ってどうよ <`〜´>
例えて言えば、ある店で買い物していて、店員(検察)に、客(弁護士)が「12000円の正札が付いてるけど、高すぎる。1万円なら納得だから買うよ」と交渉し、店員が「いいえ、うちは適正な定価販売ですから」と塩対応をしているところに販売価格を決める権限を持つ店長(裁判長)が現れ、「8千円でいいですよ」と言うようなもの。吉本のコントでも、そんな馬鹿な筋書きは無いし、ネタにもならない。
だいたいが、こんなことが起きるとしたら量刑判断(判決予測)を誤った弁護士が無能だろう。
で、いつも思うのだけど、犯人が若いと「更生の可能性」を考慮して検察側の求刑より減刑されるケースが多いけど、被害者は全ての可能性も夢も何もかも強制的に奪われたワケで、どうして加害者のほうにだけ(更生の)チャンスが与えられるのか納得がいかない。だいいち、この男が40歳くらいで、あるいは何らかの理由で減刑されて30代半ばで娑婆に出てきたとして、更生しているとはとても思えない。
個人的には、怨恨だろうが行きずりだろうが、明らかな情状酌量の余地が無ければ「人を一人殺したなら死刑」でいいと思う。20年も税金で無駄な飯を食わせて生き永らえさせる意味が無いではないか。被害者の人権は完全に奪われているのに加害者の人権には過敏になる・・・、なんで??
池袋の暴走死傷事故(禁錮7年)と同じく、この判決内容にはご遺族は納得いかないものだろう。