東京五輪ソフトボール日本代表の後藤希友選手が河村たかし名古屋市長を表敬訪問した際に、後藤選手が獲得した金メダルを市長が自分の首に掛けさせて、その金メダルを齧った(かじった)問題・・・、
私は、金メダリストが表彰台の上やインタビューを受けた場面で金メダルを齧って見せるパフォーマンスが大嫌いで、それでも、努力して頑張って自分が獲得した金メダルならまだしも、他人が獲ったメダルを自分の首に掛けさせて齧る・・・、「辞任してほしい」と辞職を求める声が高まっているようだ。
以前に私も「金メダルを齧るポーズはやめてほしい」と書いているが、個人的には「最初にやった選手はOK、真似た選手はNG」だと思っている。金メダルを獲って表彰台の上で齧ったら格好いい、と思っているとしたら、小学生レベルの頭脳。それと、それくらいのことで市長の辞任を求めるのも低レベルすぎる。おそらくは、愛知トリエンナーレ問題で大村知事に辞任を迫って署名活動にも加担した河村市長への(大村知事を支持する人たちからの)意趣返しが大きいんだろうな。普通の市民は騒がないと思う。
ところで、金メダルを最初に齧った日本人金メダリスト・・・、私は2000年シドニー五輪の女子マラソンの高橋尚子選手だと思っていたが、違っていた。
「金メダルを噛む」ポーズ、日本人第1号は誰? 当時を知る人に聞くと・・・
記事によれば、1996年アトランタ五輪の柔道で優勝した中村兼三氏が最初で、それも、カメラマンからの要請を受けて、とのこと。なんじゃそれ!?、である。それが「悪しき慣習」になっていたとは・・・。
日本人選手では中村兼三氏が最初ということだが、これも記事によれば、1988年ソウル五輪の競泳男子200m自由形で優勝したオーストラリア代表のアームストロング選手が始まりとか。でもって、噛んだ理由が「金メダルが本物の金で出来ているか確かめようとした」とのこと・・・、なんだか嘘っぽい (^◇^)
ま、河村市長の件がきっかけで、これから、金メダルを獲ってそれを齧る選手がいなくなれば嬉しい。
そう言えば、私は本物の金メダルを首に掛けてもらったことがある。今思えば、貴重な体験。
ある取引先の事務所を訪れた際、たまたま前回の東京五輪(1964年)の某金メダリストが電通の部長として訪問していて、金メダルを持ってきていて、と言うか、普段から持ち歩いていたようだが、それを私の首に掛けてくれた。前回の東京五輪の金メダルは16個。そのうちの一つで、個人種目である。
表裏を舐めるように見させてもらったが・・・、たしか、歯形は付いていなかったような・・・(爆
当時はまだスマホどころか携帯電話も無かった時代、写真が無いのが残念ではある。