もう10年以上前、私の本の書評を新聞で読み、購入してくださって、腹を抱えて笑って読み(本人談)、建物の老朽化で立ち退きを迫られている貸家から転居するために「部屋を探してもらうなら絶対にこの人に頼もう」と決めて声を掛けてくださった女性である。
今は無くなっているが、出版社に「どこの不動産屋か教えてほしい」と訊ねたものの、何故か「個人情報だから教えられない」と断られて、普通はそこで諦めるものなんだろうけど、「どうしても」と食い下がって、出版社から「手紙を送ってくれたら転送するから」と言われ、それで私が部屋探しをさせて頂いた。
当時、賃料11万円で入居者募集をしていた物件の家主さんに相談すると、「これも人助けだろうね、かまいませんよ」と快く9万円に値下げしてくださり、10年以上も住んで頂いた。
お姉さんとの二人住まいで、当時すでに還暦を超えていて、お姉さんは昨年お亡くなりになっている。お姉さんを「私の命、宝」と言うほど敬愛していて、お姉さん亡き後は「私はいつ死んでもおかしくないですから」と言っていて、更新契約なんかも私のほうから出向いていたが、会う度に痩せていくのが判ったほど。ヘルパーさんなんかにも「早く姉のもとに行きたい」と何度も言っていたようで、念願が叶ったのかも。
コロナとは関係なく、ここんところ私の周りの友人知人が立て続けにお亡くなりになっている・・・。私自身の体調も優れないこともあって、テンションが下がりっ放しである。次はそろそろ私の番かも・・・。
そうであるなら、今のうちに会っておきたい人、いっぱいいる。私が死んだらアップしてもらうべく(最後の)記事を用意しておこうかな。私は日本一「人とのご縁」に恵まれていて、友人知人には感謝しかない。
※ コメントの返信、水曜日いっぱいくらいまでお時間ください。少しずつ返信させて頂きます。