昨夕、店を閉めてから伊勢丹に行ってきた。馴染みのマネキンさんであるUさんが秋田の新しい品種の米を売っているので「冷やかし」に行ったのだ。昨日今日はアンケートに協力すると「さとうのごはん」みたいに電子レンジでチンするだけで食べられるパックのご飯が頂ける。先着50名とのことだが、実は一昨日、アンケートが始まる前にUさんから「これ、食べてみて率直な感想を聞かせて」と頼まれ、私は一足先に頂いていて、翌日の朝食べて、その報告も兼ねて行ってきた。
私とUさんが立ち話をしているところに気品がある年配のご婦人とアラフォーくらいの娘さん(お嫁さん?)がやってきた。Uさんとは長い付き合いのようで、「Uさんがお勧めするなら買っていくわ」とお買い上げ。さすがに、伊勢丹は、いや、Uさんは「いいお客さん」を持っている。
そのお二人が去った後、また同じような組み合わせの二人組がやってきた。こちらもUさんとは旧知の間柄らしい。私が「古くからのお付き合いなんですね」と言うと、「そうなのよ、10年くらい前に、もっと前かしら、Uさんが新宿店から立川店に移ってきたんで嬉しくてしょうがないのよ」だと・・・。
「で、今日はお米?」とUさんに訊く。そこで私の出番。「このお米、秋田で作られた新しい品種のようですよ。実は一昨日、私も食べてみたら、艶があって、さすがに美味しかったですね」とプッシュ。
私が頂いたのはパックになったご飯だし、炊くのとパックのご飯とでは違うが、パックのが美味しいなら家で炊いたのも美味しいハズ。そこのところはちゃんと伝えた。まあね、こういう場合、売り子さんがアピールするより(利害が無い)客の言葉のほうが信用されるものだろう。
ただ、その新米のネーミングが良くない。「あきたこまち」のように一度聴いたら一発で記憶される名前ではない。なんという名前かと言うと・・・、
「サキホコレ」である・・・。センスの欠片も無い。それなら、どこ産か思い浮かばない新潟の「新之助」のほうが覚えやすい。名前、ネーミングは大事だと思う。店頭に他の銘柄のお米と一緒に並んでいたなら、みんな聞き覚えがあって馴染みのある名前のお米を買っていくことだろう。私なら・・・、そうだなあ、山や川の名前は馴染みが無いし、「あきたこまち」の二番煎じになるけど・・・、「秋田美人」がいいかと・・・。
聞けば、この一週間、伊勢丹立川店で販売しているが、新しいお米として正式に売り出されるのは来年から、とのこと。今回は先行販売で消費者の反応を見る、つまりモニタリングみたい。だったら、まだ間に合う。私の意見が採択されるかどうかは別にして、「JA全農あきた」に電話してみよう。でも、もういろんなイベントも開催されているし、駅弁にもなっているから替えられないだろな・・・、残念。
ところで、後で来た二人組のお母さんのほう、Uさんに「ねえ、伊勢丹、食べる鰹節、置いてる?」と訊く。
目の前は富沢商店のブース。調味料やドライフルーツ、おつまみなんかの専門店。探せばあるかも、と、Uさんも持ち場を離れて一緒に探したし、富沢商店のスタッフにも声を掛けたが無さそうだった。それで私が、「南口の東急ストアに置いてますよ。うちのが時折買ってます」と伝えたら「有り難う、後で行ってみます」と大喜び。それで、たまたま持っていた「岩おこし」を、「良かったらどうぞ」と2枚差し上げた。売り場のスタッフとだけでなく客同士でコミュニケーションをとるのも楽しい。
お客さんが帰った後、Uさんが「食べる鰹節って、どういうものなんだろう」と気になる様子。それで、私が東急ストアに行って、店頭のスタッフの了解を頂いてスマホで撮影して伊勢丹に戻り、Uさんに見せた。東急ストアのスタッフ、「さっきも『食べる鰹節』はどこですか?」と訊いたお客さんがいらっしゃいました」とのことだから、あの二人組、もう行ってたんだ・・・ (^◇^)
Uさんに「類似した商品が4種類あるけど、興味があればこんど買ってくるよ」と言うと、「奥さんが食べているのと同じのでいい」とのこと。「こんど」と言ったけど、忘れないうちに、と直ぐに届けた。
Uさんやお客さんのお陰で楽しいアフター5になった (^^♪