ここんとこ、うちのとの夫婦関係がギクシャクしている。
原因は、私の浮気がバレた・・・・・んじゃないよ。うちのはそんなことでは驚かないから。
うちら夫婦は何でも本音で話せるし、そのことで尾を引くことは無い。相性は抜群だと思う。
では、何が問題なのか・・・、
うちでお世話させて頂いている野良のみーちゃんの飼育方針が合わないのだ。ここんとこ、この5日間は(一日を除いて)みーちゃんは夜の餌を食べた後で家の中に入ってきて朝まで、つまり「お泊り」している。
私は、「これから冬に向かうし、早く家猫になってもらおう、そのためには、夜、みーちゃんが外に出たがっても出さないほうが良い。我々が寝てしまったら、みーちゃんが帰ってきても入れてやれないのだし、昼間は自由に外に出させるけど、夜は外に出させないで4〜5日閉じ込めれば家の中の快適さ、安全さが解かってもらえるのではないか、餌も水もトイレも用意してあって、危害など加えないのだから」、という考え方。
うちのは、「みーちゃんの自由を認めてあげて、夜でも出て行きたがったら出してあげる、つまり、出たいと思った時に出させてくれるからこそ家に戻ってくる、閉じ込めたら戻ってこなくなる。元々が野良で、もう10年くらい真冬でも台風の時でも生き延びてきたんだから心配は要らない。これからも、みーちゃんが出たがったらいつでも出してあげる」、と言っていて、一昨日の夜、私が風呂に入っている間に外に出していた・・・。その日は朝まで戻ってこなかった。いや、戻ってきたのかも知れないがしっかり施錠して住民(我々)は寝ている。
それで「なんでだよ、クソ寒いのに、なんで外に出しちゃったんだよ」と言う私と衝突した。静かに意見がぶつかるから、それが怖い。こういう場合、取っ組み合いで殴り合ったほうが後に残らない。
窓ガラスなんかに、猫が自由に出入りできる出入口を設けることも可能だが、それだとシャッターは下ろせないし防犯上の不安がある。何より、この先何年使えるか分からないから、そこまでの工事費は掛けたくないのが本音。で・・・、解決策が見つかった。折衷案、とも言うが、
いつも晩ご飯の後で、家の中に入ってきても、縄張りの見回りでもしたいと思っているのか外に出たがるので、出してやって、ウッドデッキのシャッターを完全に下ろさず、下から30cmくらいのところで止めておいて、中の窓は施錠して、うちのが寝る前までの間に戻ってきたら入れてあげる、というもの。もし戻らなければ締め出しを喰らうことになるけど、それは学習してもらうしかない。今のところは上手く行っている。私が寝るのは9時くらいで、うちのは12時近くなので、2時間半くらいの猶予しかないけど。
今朝も、トイレに行きたくて目が覚めて、うちのの布団を見たら、足元に丸まって乗っていた。みーちゃんの夜の指定席である。私が体を起こすと布団から下りてリビングや勝手口のほうに行って「出してよ」となるから、そおっと起きて目を合わせないようにしている。
昨晩は、いつもなら(早い時は)4時半、だいたい5時半までには晩ご飯を食べに来るのに7時過ぎても来ないから物凄く心配していたのだが、シャッターの下を開けておいたら7時15分に戻ってきた。うちのが窓を見て「みーちゃん、帰ってきた」と言うんで入れてあげた。事故にでも遭っていないかなあ、と二人で心配していたので涙が出た。
映画「海街diary」のセリフではないが、「ここはオマエの家なんだよ、好きなだけ、ずっとずっといていいんだからね」とみーちゃんに心の中で声を掛けている。
うちは、餌と水とトイレと、快適な塒(ねぐら;うちのの布団の上)を提供して、(とくに昼間は)自由にさせてあげることが、みーちゃんの幸せなのかも。人間(私)の価値観を押し付けるのは間違いか。
どちらの言い分にも一理あるとは思うけど、うちのの考えが正しいんだろな。世の中で、野良猫の飼育方針を巡って離婚した、なんて夫婦、いるものだろうか。と、ちょっと気になった。
それにしても、危ない危ない 💧、私が引かなかったら「✕2」になるとこだったよ(滝汗