2022年01月02日

明けましておめでとうございます

正月から(スマホで)不愉快な記事を見てしまった。

「日本は愛せない国になっていく」22歳の大学院生の新聞への寄稿が反響を呼ぶ

朝日新聞の「声」欄への投稿らしい。朝日新聞の喜びそうな意見である。

私なんかは、「そもそも日本に産まれただけで勝ち組」と思っている。嘘だと思うなら、移民国家のアメリカでも、栄華を極める中国にでも行って暮らしてみればいい。大学院まで行かせてもらっていてこの程度??、世の中に溢れる情報を自分の頭で「何が正しい(真実)か」「真相はどうなのか」を考えないで鵜呑みにするからそういう意見になる。私も、政治家が常に正しく国民を導いてくれる、とは思っていない。

1億2610万国民の全てが納得して賛成してくれる政策なんて有るワケが無い。必ず、立場や考え方の違う人たちから批判が出るもの。マスコミは公平公正に意見を取り上げない。ネット社会も同様。希望が持てないなら、自分が「少しでも明るい希望が持てるよう社会に貢献しよう」と考えればいい。恵まれた立場にあっても「日本を愛せない」というネガティブ思考だから、まあ、社会人になっても大成しないだろう。

世の中、必ず「相手がある」こと、「何でも自分の思い通りになる」ハズがない。皆それぞれ落としどころを探して妥協しながら生きている。貧富の差などあって当然。努力した人が富を手にして、怠惰な生活を送っていた人が貧しくなるのは当然の帰結。必ずしもそうと言えないところで生活に困窮する人を福祉が救ってあげればいい。今の生活保護制度なんて何でもかんでも、外国人まで救っているから論外だけどね。

私が幼い頃は、8畳一間に6人で生活していて貧困もいいところ。だけど、家族の誰も「国の政策や制度」に不平不満を言ったことがない。収入は、親父の日雇いの土方の賃金のみ。それでも「生活保護を受けよう」なんて考えもしなかった。恥ずかしい、とは思っていたみたいで。家庭が貧しいのは「自己責任」で、政治家の所為ではないし、とくに将来に希望なんて持ってなかった。それでも生きてきた。

洋服なんて一枚しかないし、お袋は手が不自由だったから洗濯もできないし、だからと言って自分で洗濯もしないで1ヶ月も2ヶ月も同じ服を着ていたから襟なんて真っ黒。同級生はそれを知っていても黙ってくれていた。そんなでも、学級委員や児童会長に選ばれたりしてね。子供の世界は理解不能である (^^♪

「べつに、国を愛せないなら無理に愛さなくてもいい。君の交際範囲こそが君にとっての国だろうから。家族や友人知人を愛して大切にしていれば良い話じゃないかな」と、この青年には言いたい。

posted by poohpapa at 07:43| Comment(6) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする