今まで、台風でも雪でも、人間なら凍死してしまうほどの状況でも外で生き延びてきたのだから野良の生命力は凄いな、と思う。そんなことを考えていたら涙が出る。このまま、うちの家で毎日温かく寝られるようになったら、みーちゃんの生命力は弱まるかも、でも、それでもいい。暖かい季節になったらお泊りしに来なくなるかもだけど、みーちゃんの好きにさせてあげよう。とにかく、この冬は大丈夫。私の元馬鹿娘、困った時だけ猫なで声で助けを求めて来て感謝もしないから勘当したけど、みーちゃんはOK。
よほど外の寒さが辛いのか、うちのに「外に出してよ」と自分からリクエストしたくせに、頭だけ窓の外に出して「やっぱ止めた」と戻る繰り返し。ま、それでも構わないのだが、どういうワケか、爪研ぎもトイレも(家の中に用意してあるのに)家の中ではしない。爪研ぎはともかく、トイレは心配。
そのみーちゃんが、一昨日の夕方からおよそ36時間、うちの家の中にいる。最初は、うちのが寝る際に寝室に一緒に入ってきて掛け布団の上の足許に乗っていたけど、今はうちのの顔の横に寝ている。それは凄い信頼関係だと思う。ま、うちのの顔の横、ってことは私の顔にも近く、私の鼾も平気みたい。
今朝の4時40分に撮影
みーちゃんは涎(よだれ)が凄いから布団カバーも数日でガビガビになる。それも赦せる。
私は「家猫になってくれれば」と最初から思っていて、うちのは「反対」だったけど、窓を開ければ人懐っこく鳴きながら(呼びかけに返事をしながら)入ってくるし、夜はお泊りしていくから半分「家猫」状態。
夕方帰ってきても2〜3度は外に出ている。それでも、あまりに遅く外に出ていくと、うちのも待っていられず「閉め出し」を喰らったこともある。それに凝りてか、今はあまり遅くには出ようとしない。
以前も書いたけど、壮絶な体験をして今まで生きてきたのだから、晩年は何も心配しないで暮らせるよう私たちが気遣ってあげたいと思う。ま、うちのに付き合ってスーパーやドンキなんかに餌を買いに行くが、選ぶのは高級なものばかり。好き嫌いが激しくて、あと、前歯2本しか残ってなくて、(値段は解かってなくても)柔らかい高価な餌を所望されている。人間に置き換えれば、私より遥かにイイものを食べている。
今まで、よその「餌やり婆さん」のところでも食べて来ていたようだが、今はうちだけで食べていて、その量は半端ない。「オマエは MAX 鈴木か!?」と言いたくなるくらい。もちろん、それは嬉しい。
本当は、先ず動物病院に連れて行って健康チェックを受けさせたいのだけど、キャリーに入れようものなら人間不信に陥るだろうな、また最初から信頼関係を築き直すのは辛いな、と躊躇っている。いよいよもって具合が悪そうになったら「そんなこと」言ってられないんだけど。とにかく、今は様子を見守ろう。
昨日は、みーちゃんに留守番をさせて、うちのと1時間くらい買い物に出掛けた。大丈夫だった (ほっ
これからいろいろ試行錯誤しながら、付かず離れずでお世話をしていきたい。