輪ゴムでドアガードを開ける
#shorts 2022/08/27
高齢者が単身で入居している場合、中から施錠してドアガードも掛けたまま部屋で意識を失って倒れている、なんてことは往々にして起こり得ます。ドアポストなんかから中を覗くと、倒れていて呼びかけに応じないことなど私も数回経験しています。鍵は、鍵屋さんを呼べばドアを壊すことなく開けてもらえますがドアガードは(開け方を知らなければ)力ずくで開けなければならなくなったりして・・・、困惑しますよね。
もしかすると鍵屋さんはドアガードの開け方くらいは知っているかもですが、そういうことのプロですから。
ただ、↑ の方法は、ドアガードには有効ですが、ドアチェーンの場合には使えません。いずれにしても、輪ゴムやガムテープを調達するのに時間が掛かったりします。不動産屋(管理会社)や家主が合鍵を持っていて鍵は開けられても、その後に時間が掛かれば、それが「生死の分かれ目」になったりすることも。
で、高齢者が一人住まいをしている場合に、こうして頂くのが良いかと・・・。
普段は、昼も夜(就寝時)も、一人で室内にいる時、中から鍵だけ掛けて、ドアガードやドアチェーンは掛けないこと。誰かが訪問してチャイムを鳴らしたら、その時にドアガードやドアチェーンを掛けて、ドアスコープから来訪者が誰かを確認し、知らない人なら少しだけドアを開け、知人なら全部開けて招き入れる。
もちろん、知らない人(明らかに物売りとか宗教の勧誘、何かの営業っぽい雰囲気の人)であれば、ドアを少しも開けずに対応するのもアリです。ドアガードを掛ける音で居留守は使えなくなってしまいますが。
とにかく、冒頭でご紹介した「ドアガードの開け方」は、我々不動産業者は知っておくといいでしょうね。