2022年11月14日

ボケ防止の趣味が災いして・・・

以前から部屋探しをしていたお客さんが突如来店して、自分で探した当社の近所の部屋を「この物件はまだありますかね?」と訊く。その物件、以前に「60代までならOKですが、70歳を超えるとねえ・・・」と断られた部屋である。本人は忘れていたようだ。せっかく来てもらったのでアットホームで探すと、12部屋ほど出てきたが、以前に断られたり、資料を見ただけで私としては「お勧めできない」物件がほとんど。

一つだけ、これなら、というマンションがあった。管理会社に問い合わせてみると「まだある」とのこと。「鍵は現地対応なので、お名刺をFAXしてください」と言う。内見依頼書を送信して電話すると、「部屋の隣のメーターボックスの中にキーボックスが取り付けてあって内見可能です。番号は『2846』です」とのこと。

うちの店からも徒歩5分ほど。直ぐに一緒に見に行くことになった。メモはとったが、それくらいの時間なら覚えていられるだろう、と、メモを持たずに店を出て、「番号を忘れないように」と頭の中で復唱していたのだが、行き交う車のナンバープレートに目が行くと、「えっと、3916ねえ。9を3で割って3と1と6を足せば10になるな」だの「0975ねえ」と計算し始めたらすっかりキーボックスの番号が吹っ飛んでしまった。

仕方なく、お客さんに「すみません、ちょっと忘れ物をしたんで、ここで待っていてください」とお願いし、メモを持ってきた。現地から再度管理会社に電話して訊くのも気が引けるし恥ずかしい。危ない危ない(汗

3階建てのマンションで、1階が3部屋空いていて、3部屋とも見て選んでもらい、角部屋の107号室で申し込みをしてもらうことになった。本人は、反対側の角部屋の101を気に入っていたが、キッチンの流し台に料理のためのスペースが無く、通りから部屋が丸見えなので(プロの経験から)私が107を勧めた。

今は65000円の部屋を借りているが、これからは48000円。生活保護を受けることが決まっていて、保証会社の審査も通ることだろう。終の棲家になるかな・・・。時間が掛かったけど、いい仕事ができた。

それにしても、大切な用事で出掛けている時は「4つの数字で10にする」趣味は忘れよう、トホホ (滝汗

posted by poohpapa at 05:31| Comment(6) | TrackBack(0) | うちの店 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする