一昨日、その前が超忙しかったのでゆっくりしたくて、店でボーっと店番をしていたところに営業マンが。
入ってきた時から感じが良く、なかなかの好青年。大手デベロッパーの営業で、本来なら適当にあしらってお帰り頂くところだが、入ってもらって、缶コーヒーも出してお相手することに。と言っても、うちはお役には立てないとは思うけど、暇を持て余すよりいいしね。私に捉まった営業マンは後悔したかもだけどね。
で、その営業マンの経歴、というのが・・・、
防衛大学校卒、元自衛官(海上自衛隊)、というもの。防衛大学校を卒業して自衛隊に入ると、いきなり(昔の階級で言うところの)少尉からスタートするし、卒業時に任官拒否せずに入隊したならそのまま自衛隊にいたほうが良いのに、とは思うけど、きっと、俗人には解からない様々な苦労があったんだろうなあ。そういえば、司法試験に通って警察官になると、警部補でスタートして半年後には警部になれる、と聞く。
我々の業界でも、宅建試験に合格して不動産屋に就職すると半年後には営業部長に・・・、なれないか。
防衛大学校卒だといろんな企業から引く手あまた、とも聞く。上官の指示には従うよう訓練されているから、規律を守るし、泣き言も言わずに会社に忠誠を尽くして頑張るかららしい。ほとんどが即戦力だとか。
その昔、ゴルフの会員権の営業で千葉を廻っていた時、東金市だったか、防衛大学校卒の元自衛官が起業して「レジスターの販売」を初めて大成功を収めていたが、その社長も、そんな話を聞かせてくれた。
例によって、来年の宅建試験を受けるよう勧めると、「考えてみます」との返事。まあ、受けるだろうな。
ところで、防衛大学校に在学中、阪神淡路大震災や、東日本大震災の際に、自衛隊がどんな働きをしていたかいろいろ教わったらしい。私が、阪神淡路大震災の数年後に、ある自衛隊の基地でお祭りが開かれ、門の前で「自衛隊は憲法違反で〜」と叫んでいた人たちの前に女子高生が行き一喝した、という動画の話をしたら、「それ、私も観ました。その話は真実だそうですよ」とのこと。良かった、作り話でなくて。
その動画が、こちら ↓
アンチ自衛隊の市民団体を一喝した女子高生の言葉
恥ずかしいけど、私はこの動画の話をすると、つい涙声になる。もうじき71歳の、いいジジイが、である。
営業マンには、「商売の相手にはなれないけど、いつでも寄ってもらっていいよ」と伝えてお帰り頂いた。