2022年11月25日

昨日、一昨日の記事を整理

一月前に生活保護を受け始めたばかりの単身の高齢男性が来店。

「今の家賃は68000円で生活保護の規定をオーバーしているので安い部屋に移らなければ」とのこと。

当社管理の8畳一間で広めの家賃42000円の部屋を案内。
「荷物が多くて入りきらない。娘が『1階でないとダメ』と言っている」と断りが入る。

「役所から契約金や引っ越し代が出ないから、その分は娘が出すから決定権は娘にある」とのこと。

別の部屋を案内するも、管理会社から「70歳以上はダメ」と断られる。

1階の物件で探すも希望条件に合う部屋はなかなか出てこない。その間に職場(調理師)を解雇される。

ようやくに、駅から徒歩圏のマンション(1階の部屋)が見つかり娘とともに案内。
娘も了解して申し込みをし、本人を連れて(保証会社の審査を通してもらうべく)管理会社に挨拶に行く。
保証会社の審査が通り、家主さんの了解も得られた、との連絡があり、今借りている部屋の解約通知を出さなければならず、一日でも早いほうが良いので解約の方法を教え、うかうかしていると次の家賃も引き落とされるので、銀行に行き「自動引き落としになっている家賃の振替え停止手続き」をするよう進言。

自分で銀行に行き手続き完了。

翌日、娘が当社に来て、「24日に契約金なんて振り込めない。市役所は『1ヶ月前に保護決定した人の契約金など出せない』と言っている。あなたにも言いましたよね。こないだの物件はキャンセルしてくれ」とのこと。
「お父さんのケースで役所が契約金を出さない、ということは無いから、役所の担当者に確認すべき。私が電話しようか?」と言うも、「とにかく、私が負担することも立て替えることもできないから無かったことに」と捲し立てて、どういうワケか怒って帰っていった。
私が役所に確認すると、「出せますよ」とのこと。ならば一時的に立て替えるだけで済む話になる。
父親の携帯に電話するも、父親でなく娘(妹のほう)が出て「キャンセルしたんだからもういいでしょ!?、あなたは信用できません」とのこと。

現在はここで止まっている。


当然に、一生懸命に審査を通すべく協力してくれていた管理会社のМさんに謝罪の電話を入れた。「もう少し待っててみましょうか」との有り難い言葉も頂いた。それにしても「契約金は娘が出す」という話は何だったのか。払うどころか、確実に還ってくる立て替えも拒否していて、親子で意思の疎通が図れていない。まあ、何度説明しても理解できない父親と、言い出したら聞かない娘とでは意思の疎通は無理かな。

娘二人は結婚していて、20万円ちょっとの額が立て替えられないほど、とは思えないんだけど・・・。法的に不動産屋が立て替えるワケにはいかないし、それが可能だったとしても、こんな親子を助けたくない。

役所からは「早くもっと安い部屋に移りなさい」と尻を叩かれるだろうけど、私は知らない、相手にしない。

せめて、「いろいろご面倒をお掛けしましたが、こういう事情で借りられなくなりました。申し訳ありませんがキャンセルさせてください」と下出に出てくれていたなら、そして、私のアドバイスに対して(冷静に)聞く耳を持っていてくれたなら、と残念に思う。この親子がしたことは一種の営業妨害だと言える、と思う。

posted by poohpapa at 06:20| Comment(6) | TrackBack(0) | 嫌な客 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする