朝イチで整形外科の診察を予約していて、そろそろ支度しようかというところに入居者から電話が入った。
「さっき家を出る際に、鍵を掛け忘れて出てしまったかも知れないので、合鍵を持って『鍵が掛かっているかどうか』見てきてほしい」とのこと。当社は原則的に合鍵は保管していない。だから、鍵が掛かっていなかったとしても、私には鍵を掛けることはできない。それに、それは管理会社の仕事ではないのだし・・・。
合鍵が無いことは伝えたが、「私(奥さん)は仕事で会社にいるから戻って見ることができないんで、鍵が掛かっているかどうか見てきて連絡してほしい」と言う。家主さんは隣町に住んでいてマスターキーはお持ちだが、そこまで借りに行くことも届けてもらうこともできない。鍵が掛かっていなければ仕事を抜け出して鍵を掛けに戻るんだろうけど、だったら最初からそうしてほしい。アパートは我が家から徒歩10分で整形外科とは反対方向。腰痛の症状が出ていて、反対方向に行かされるのは辛いが、断ることもできない。もし断ったら拗れてしまって後々の管理に響く。だから急いで着替えて見てきた。鍵は掛かっていた。
そう伝えて、急いで整形外科に向かった。予約時間には間に合ったが1時間も待たされてようやく診察。先日撮ってきた MRI 検査の結果を観ながら主治医が言うには、「背骨に4ヶ所、白い点々があります。これは腫瘍かなあ。もしかすると、いろんな症状は脳腫瘍から来ている可能性もありますから、設備が整った病院を紹介しますので診断してもらってください」と言われて、災害医療センターへの紹介状を書いてもらい、昨日は特に予定は無かったのでその足で予約を取りに行ってきた。天気予報は「午後から晴れる」とのことだったから傘を持たずに出たけれど、外に出たら傘を差さないと辛いくらいの普通の雨模様・・・。
うちのと待ち合わせてバーミヤンでランチ。私の誕生日ということで、以前から気になっていた立川駅北口改札前の果樹園リーベルという喫茶とケーキの店に行き、(ホールではなく)カットされたケーキを買おうとして初めて店内に入った。いつもは長い行列ができているが、昨日は誰も並んでなくてスンナリ入れて、ケーキのケースを見ると、大きめで贅沢にフルーツを使っているが「これ、ホールの値段?」と訊きたくなるくらいの値段で、目の玉が飛び出そうになった。「間違えました」と言い残して店から出たくなったほど。
まあ、入ってしまったし、たまにはケーキで祝ってもらおうと思ったし、仕方なく2個購入。私が選んだのはシャインマスカットズコットで2450円、うちのはいちごピスタチオズコットで1850円、2個で4305円。「袋はご入用ですか?」と訊かれて、「要りません」と答えたのだが、レシートに「レジ袋 5円」とあった。
スーパーでも伊勢丹でも、レジ袋を購入するのが嫌で自分で常に袋を持参しているくらいだからこの5円はおもしろくない。うちのは「そんなことで文句を言いに行かないでね」と言っているが、これは言いたい。
夜、私が寝た後に、あるアパートの1階と2階の入居者のトラブルで相談のメールが入っていた。今日はいつものモーニングに行った後、某家主さんの付き添いで三鷹の杏林大学病院まで出掛ける。たぶん一日仕事。なので、そのトラブルの対応は帰宅後になる。1階の入居者は偏屈な性格なので、気が重い。
それと、昨日の出来事の中で凄くショックなことがあって、中学時代からの親友から誕生祝のメールが届いたのだが、初期の胃癌とのこと。本人は「十分に人生を楽しんだからもういい」とのことで、医師に「治療はしないで終末医療だけお願いします」と伝えたとのこと。医師からは「2〜3年は生きられるでしょう」と言われたようだが、後半は凄くキツイんじゃないかな。癌が見つかったのが去年の7月とかで、初期の癌なら手術すれば良かったのに、と思う。いくら自分は「人生を充分に楽しんだ」としても、残される家族のことも考えないとね。私はいつも考えている。うちのや親しい友人より私のほうが先に逝きそうで・・・。