何度かこのブログでも書いている生活保護の高齢婦人、一昨日の夜、電話が掛かってきた。嫌な予感。
「今、店?、うち?」と訊く。7時半なんだから、あまり商売熱心ではない私が店にいるワケが無い。その高齢婦人からの電話なら、本鮪の中トロか焼き肉用の黒毛和牛を買ってきたから取りに来て、だと思う。今年はまだ何もお役に立っていないのだし、お年賀という時期でもない。私が「これからお風呂に入るとこ」と言うと、「じゃあ明日の朝、寄ってよ」だと。それで昨日の朝、行ってきたのだが、予想通りだった。
黒毛和牛の霜降りカルビの200gパックが3つ・・・、てことは600g、うちのと二人で一つでいいのに。それと、沖縄の銘菓サータアンダギーも、「昨日買った時に『今日中に食べてください』と言われたんだけど食べ切れなくて、だから早く食べちゃってね」と言われて、頂いてきた。それは昨日の私の晩飯になった。
牛肉2パックは冷凍しておいて後日再び焼肉を楽しむことに・・・、なんて言ってるとすぐ次が来たりして。
この高齢婦人、84歳だが、毎日スポーツジムに通っていて、週に何回かは都内のサウナに通っている。隣県に妹さんがいて、毎月、生活費を補助してくれていて、その分をいろんな人に美味しいものをバラ撒く資金に充てている。不正受給ではないが、そういうおカネは自分の為に使ってほしいもの。私と同類項で、「こないだの〇〇、美味しかったです〜」と言われるのを楽しみに生きているんだろうな、きっと (^^♪
頂きっ放し、というワケにもいかないので、こちらも美味しいものを持参したのだが・・・、「あ、私は食べない、要らない」と受け取りを拒否。いつものパターンではあるが、それだと真にもって心苦しい、困った。この(一方通行の)高齢婦人の根底にあるのは、「寂しさ」ではないかな。あ、私は寂しくは無いけど・・・。
と言いつつ、毎年、リンゴだの、季節と販売地域限定の「かもめの玉子」をドーン!と(私があちこちバラ撒く前提で)送ってくれる岩手のたあさんとか、この高齢婦人とか、毎年、気仙沼から新米やサンマをドカン!と送ってくれるKさんとか、同じような人があと3人くらいいてくれたら不動産屋やめちゃうんだけど。
ところで、一昨日、岩手のたあさんから依頼されていた立川独活(うど)の配送手続きをしてきた。今日あたり届くのではないかな、と思う。互いに損得を考えずにハートのキャッチボールを楽しめて幸せである。