店のご近所さんちの前を通りかかったら、そこのご主人(元公務員)である老紳士から声を掛けられた。
ご主人は愛車のベンツを洗車していて、ピカピカに磨き上げているのだが、「代わりの車がなかなか来なくってねえ、5年待ちなんですよ」だと。私はもう車とは縁のない生活を送っているので、新車の納車がそんなことになっているとは知らなかったわ。日本車でも、人気車種ともなれば2年待ちなんてザラだとか。
「まだピカピカじゃないですか」と言ったら、「いや、どうしても欲しい車があって、購入の申し込みをして、もう3年待っていて、今年中に納車してもらえないかな、と思っているんです」とのこと。価格は1700万円。3年前に申し込んだ時の価格は1600万円。価格は納車の半年前に決まる約定になっているとか。てことは、円安とか資材の高騰で今後も上がる可能性がある。「嫌なら辞退して結構です」ということか。
それより何より、5年も待たされる間に客が死んでしまう、なんてこともあるだろう。私なら、生きてない。
大好きな車があって、家族の誰も反対することなく買わせてくれる、そこが素晴らしい。うちも・・・、私に稼ぎがあれば反対はしないと思うけど、今、そんなことを言ったら確実に家から放り出されることだろう。
1700万円の車、キャッシュで買うんだと。おカネ、有るところには有るもんだなあ・・・。世の中を眺めていると、おカネも人と一緒で、縁のあるところに集まってくるし、縁のないところには全く寄り付かないや。
他人の幸せは面白くないなあ・・・、そうだ、ルフィに知らせて、10%でいいから分け前にありつこう(おい