入居者である男性から携帯に電話があった。用件が「退去します」だと辛いなあ・・・、と思っていたら、
「生活保護を受けていましたが、働けるようになりましたので役所に相談して生活保護を取り消してもらいました。なので、今までは市役所から大家さんに家賃を振り込んでもらっていましたが、これからは私の名前で私が振り込みますので、大家さんにそう伝えて頂けませんか?」とのこと。安堵したし、嬉しい話。
うちの生活保護の入居者、とくに立川市の場合は「0か100か」、になっていて、少しは働けても働かない。一度生活保護を受けたら既得権みたいなもので、一生遊んで暮らせる、と勘違いしている人ばかり。
隣町の国立市や国分寺市は、市民が生活保護の申請に来ると、窓口で職員が様子を見て、「あなたは週に3〜4日、一日4〜5時間くらいは働けませんか?、役所は足りない部分を支援します」と言うらしい。きわめてマトモだ。生活保護受給者のほとんどは、「働いて収入を得たらその分を翌月の生活費から引かれてしまうので、だったら働かないほうがいいや」と考え、必然的に「0か100か」の「100」になる。
立川市の場合、生活保護率が多摩地域では武蔵村山市や清瀬市を抑えてトップ、東京都全体でもトップかも。最新データを探したけど見つからなくて、後でゆっくり探してみよう。そういうの一位でも誇れない。
で、電話してきた男性は、還暦間近で独身。生活保護は麻薬みたいなもので、一度体験したら抜けられない。自らの意思で生活保護を辞退した人、私の36年の賃貸仲介管理歴では3人(3世帯)目。12年で一人(世帯)。中には「福祉のお世話で食べていることは申し訳ないこと」と仰っていた人もいるが、真逆の奴もいた。「ほんなモン、くれるゆうとんのやから貰わな損やないか」とまで言い切る在日の男もいる。
電話をくれた男性、今後何かで行き詰まったりしたら、私のできる範囲で相談に乗って差し上げたい(^^♪